アロマテラピーサロン/カオン

Herbal Therapy Salon
カオン(成城・豊洲)
カオン筑波ハーブ農園にて育まれたハーブを、ハーブマスクやハーブバス、フレッシュハーブティーなどでお客様にお楽しみ頂いております。
www.caon.jp

リフレクソロジーサロン/セレブステップ

Hibrid Reflexology Salon
セレブステップ 銀座
セラピストの洗練された施術と空間との調和を感じながら心と身体を優しく癒す事ができます。
www.celebstep.com

リフレクソロジースクール/銀座ヒーリングアカデミー

銀座ヒーリングアカデミー
銀座
アロマセラピー、ハイブリッド・リフレクソロジー、ハーブ、SPAセラピーなどハーバルセラピー/自然療法全体を学ぶ事ができるスクール。
www.foot-body.com

ハーブの物語 No.1

ハーブに関わることには、何でも興味津々の私。
ハーブ関連の書籍もいつの間にか、かなりの数になっていました。
そこで、これから、そんな書籍の紹介も兼ね、さまざまなハーブの物語を抜粋し、私の感想や独り言も加えて、お届けします。

第一回

出典:
『花精伝説』
Lizzie Deas (L.ディーズ)著/吉富久夫訳
八坂書房刊  1992年

【香り高く花ひらく  美しい説話の饗宴】
バラ、ユリ、スミレ、アザミ、ケシ、アネモネ、スイセン、アイリス、チューリップなど、48種の美しい花々にまつわる世界の神話・民話・伝承の数々を、香気高く豊かに語る、珠玉の伝説集。(本書帯より)

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ハーブも多く含まれる花々にまつわる話しを、聖書やギリシャ神話、文学、詩歌などにも触れて豊かに伝える本です。
実用的な面ばかりが強調されがちなハーブの、ロマンチックな側面や、神秘的な面を知ることができてうれしい。
香りのある花々も、多く取り上げています。

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『ギンバイカ』(マートル)Myrtle

〈バラと同じくギンバイカは、情熱の長たる「愛、すべてのものの王」を象徴している。そして昔の伝説によれば、霊感を与える力のみならず、愛を保持する力を持っている〉〈 〉内抜粋

ギリシャ神話によると、女神ウエヌスに偏愛されたミュレネと呼ばれる美しい乙女が、マートルに変身させられ、常緑の美しい葉をもち、香りを放つようにされたといいます。
また、美の女神アプロディテが泡立つ海から姿を現したとき、女神達が迎え、虹色のスカーフとマートルの花冠を贈られました。
その他、マートルに関する伝説は数多くあり、そのほとんどが「愛」と「美」に関わるものなのです。

ギリシャ人は特にマートルを好み、香りのよい常緑の枝葉で作る花輪や冠の需要はとても高く、市場の一区画が「マートル市場」と呼ばれ他ほどだそうです。
純粋な愛情と多産を象徴することから、婚礼にも欠かせない植物で、ヨーロッパでは、結婚式当日に花婿が、マートルの冠をつける習慣があったそうです。ドイツの花嫁、ユダヤの花嫁も花冠にマートルを用いたということ。
  
旧約聖書の中にもマートルは登場します。アダムとイヴがこの世の楽園から追放され、手を取り合って涙を流しながらでていくとき、丹精して育てた愛する植物のうち、彼らが持って行けたのは、アダムが門の傍らで急ぎ折ったマートルの小枝だけだった、と書かれています。

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【随想】

私の庭でも、マートルがもう10年以上植えっぱなしで育っています。虫も付かず、暑さにも寒さにも強く、つややかな常緑の葉は、真冬でもうつくしい。大好きなハーブです。
枝を折りとり、葉をもむとちょっとローレルに似ていて、もっと甘やかな、それでいて、高貴な、素晴らしい香りが漂います。
ローレルと同じようにお料理の香り付けに使え、お風呂やフットバス、フェイシャルスチームにも。
それでも、マートルはリースにするのが一番好き。枝もしなやかで丸めやすいし。乾かしてしまうと葉が落ちやすいけど、生の間は大丈夫だから、生の枝を使ってリースにしましょう。
今年のクリスマスリースは、マートルの枝をベースに、白く脱色された麻のファイバーを巻き付け、白い芋がらや葉をつけてホワイトクリスマスのイメージにしました。金のラッカーをふった葉でアクセントも。
なにしろ、作っているときの香りがすばらしくて、うっとりします。


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sakakida.jpg執筆:榊田 千佳子
ジャパン・英国ハーブソサエティ会員
上智大学外国語学部卒業。米国留学中にハーブと出会い、現在自宅にて200種ほどのハーブを育て、ハーブの楽しみ方を講演、教室等で提案する。著書:「アロマな毎日~あたらしい自分を見つけるとっておきの7days~」(角川書店)。「ちょっと気ままなハーブのはなし」(誠文堂新光社)共著に、「ハーブ スパイス館」(小学館)など。S&B食品のハーブ専門サイト「とっておきのハーブ生活」を制作・監修中。

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