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December 8, 2006

ハーブでクッキング No.2

《摘みたてローズマリーでハーブビネガー》

caonの無農薬露地栽培のローズマリーを使ったハーブビネガー。
ただの米酢でもローズマリーを入れて熟成させたら、驚くほどマイルドな味に。ローズマリーの殺菌作用や消化促進作用が溶け込んだビネガー、いろいろなお料理に使えて便利!
ハーブビネガーは、ハーブオイルと同じようにハーブの香りを移す保存法ですが、ビネガー(酢)の中に入れるので、長期間常温で保存できます。
入れるハーブとスパイスは、ローズマリー以外でも、食用だったら何でもOK。ハーブを数種類ブレンドしたり、ブラックペッパーや、ニンニク、トウガラシ、レモン、シナモン、コリアンダーなど、スパイス類を加えて、オリジナルビネガーを作ってみましょう。


【材料】 
(4人分)
○米酢、リンゴ酢などの醸造酢 約100ml
○ローズマリー   4〜5枝(若枝を準備)

*オプション
○スパイス類   合わせて小さじ一杯程度(軽く砕いておく)

【作り方】
ガラス瓶にローズマリー(入れる場合はスパイス類も)を入れ、米酢などの醸造酢を瓶の口まで注ぐ。
1〜2週間ほどして、ハーブの香りが十分ビネガーに移ったらいつでも使える。1ヶ月ほど熟成させると、よりマイルドに。

{Look!}
使うビネガーは、醸造酢だったら何でもいいのですが、ハーブの香りを生かすためには、シンプルな米酢、リンゴ酢、ホワイトワインビネガーなどがいいでしょう。

●使い方●


・サラダのドレッシングに利用するのが一番ポピュラーですが、焼き上がった魚や肉に少量振りかけてもさっぱりしておいしい。
・フライパンに残った肉汁にハーブビネガーを加えて、塩・こしょうで味を調え、好みでバターをひとかけ溶かし込んだら、とってもおいしいソースになりますよ!
・ハーブビネガーにはちみつやメープルシロップ、きび砂糖、黒砂糖など自然な砂糖を加えて熟成さえれば、今注目のビネガードリンクの素に。お湯や水、炭酸水などで割って飲んで。疲労回復にいいでしょう。


★お料理以外にも★


○スパイス類を入れないで作ったローズマリービネガーは、料理だけでなく、ヘアケアにも利用できます。
シャンプーの後、約1/2カップのローズマリービネガーを洗面器一杯のぬるま湯で薄め、リンス代わりに髪の毛にかけてよくなじませ、2、3分おいてから、シャワーですすぎます。地肌のpHを健康に保ってくれるそうなので、ふけやかゆみを防ぎ、つやつや輝く髪の毛に。

○ヘアケアに使う薄めたビネガーをお風呂上がりの身体にかけて、化粧水を付けるようにパッティングしてから、お湯でさっとすすぎます。
石けんで洗ってアルカリ度が大きくなった皮膚のpHもととのえ、しっとりとさせます。


《レモンバームのバター・ケーキ・バームカスタードソース》


フレッシュなレモンバームを加えて焼いたバターケーキに、レモンバームの葉で香りづけしたカスタードソースを添えて。
優しくて、食べると心が暖かくなるようなお菓子です。

【材料】

{バターケーキ}
(直径15cm程度のケーキ型一個分)

無塩バター・・・180g
砂糖・・・140g
卵・・・3個
薄力粉・・・180g
ベーキングパウダー・・・小さじ1と1/2
ラム酒・・・大さじ1
牛乳・・・大さじ4
レモンバーム・・・葉だけで軽く1/2カップ。飾り用に、小さめの葉を約20枚
{バームカスタードソース}

牛乳・・・ 180cc
卵黄・・・3個分
砂糖・・・50g
レモンバーム・・・葉だけで軽く1/2カップ


*バターケーキの準備
1.ケーキ型にハケで溶かしたバターを塗り、市販のケーキ用の敷き紙を貼る。

2.バターは室温に戻しておく。卵も室温に戻しておく。薄力粉とベーキングパウダーは合わせて、ふるう。

3.1/2カップのレモンバームは洗って水気をよく拭き取り、みじん切りに。

4.オーブンを200度に予熱。

*バターケーキを焼く
1.ボウルにバターを入れ、砂糖を加えてミキサーですり混ぜる。なめらかになるまで根気よ(ハンドミキサーを使うと簡単)

2.1に、ときほぐした卵を4〜5回に分けて加え、その度に、良くすり混ぜる。

3.ラム酒を加えて混ぜ、ふるった粉と刻んだレモンバームを加えて、へらでさっくりと混ぜ合わせる。ボウルを回すようにしながら切るように。ここで練り合わせてしまうと固いケーキになってしまうので、気をつける。

4.最後に牛乳を少しずつ混ぜ入れる。

5.型の底に飾り用にとっておいた小さめのレモンバームの葉を少し間隔を空けて敷き、その上に生地をすくって入れる。台の上にトントンと打ちつけて空気を抜き、表面を平らにならす。

6.200度のオーブンで約10分焼き、その後180度に下げて15〜20分焼く。中心に竹串をさして、生地がついてこなければ焼き上がり。

*バームカスタードソースを作る

1.小鍋に牛乳を入れ沸騰寸前まで温めたら、ガス台から下ろし、レモンバームを混ぜ入れ、ふたをして冷めるまでおいた後、レモンバームを取り除く。

2.鍋に砂糖と卵黄を加え、泡立て器でよく混ぜ合わせる。ここで一度こしてから鍋に戻す。

3.2を弱火にかけて、絶えず木べらでかきまぜながら、とろみがつくまで混ぜ合わせ、ボウルに移して、底を氷水で冷やしながら混ぜ続けて冷ます。

{Look!}

フレッシュハーブは栽培状況によって、香りがまちまち。カスタードソースを作るときのレモンバームの量も、香りが薄いようならば風味をみて増やす。
カスタードソースは、コーンスターチを加えないので、サラサラしていて、クリームより濃度が薄い。


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sakakida.jpg執筆:榊田 千佳子
ジャパン・英国ハーブソサエティ会員
上智大学外国語学部卒業。米国留学中にハーブと出会い、現在自宅にて200種ほどのハーブを育て、ハーブの楽しみ方を講演、教室等で提案する。著書:「アロマな毎日~あたらしい自分を見つけるとっておきの7days~」(角川書店)。「ちょっと気ままなハーブのはなし」(誠文堂新光社)共著に、「ハーブ スパイス館」(小学館)など。S&B食品のハーブ専門サイト「とっておきのハーブ生活」を制作・監修中。

ハーバルライフスタイリング No,2

caon農園では、冬越しの準備も整い、
来春の芽出しを待つハーブの植え付け種まきも終わりました。
筑波の冬は、よその国のハーブにとってどうでしょうか?
元気で春を迎えて欲しいですね。


1. ハーブで健康になるティーNo.2

《レモンバームのヒーリングティー》

レモンバームは、優しいレモンの香りのハーブ。一度植えると何年もそのままで大丈夫で、こぼれ種でも増えるたくましさ。花もほとんど目立たない姿の素朴さと、あまりのたくましさから、ありがたみが薄れがちですが、その香りと薬効は、素晴らしいのを忘れてはいけません。

レモンバームは、「メランコリーを取り去るハーブ」といわれ、その香りをかぎながらハーブティーを飲むと、気持ちを明るく引き上げてくれるといいます。胃腸の働きを調えたり、血行をよくするなどの作用もあります。また風邪のひきはじめに飲むとよいとされます。
レモンバームは作用がマイルドなので、年齢や疾患などに特別な制限はありません。

*おすすめポイント*
 
精油量が少ないハーブなので、精油は高価で、混ぜものがされていることも少なくありません。また、精油の香りは強力で効果も期待できるそうですが、フレッシュな摘みたてのレモンバームの優しくさわやかながら、奥深い香りにはかないません。
ぜひ、フレッシュのティーを経験してみてください。

〈材料〉

約2カップ分 (ハーブは生ハーブを使用した場合の量の目安)

レモンバームの枝葉・・・6〜8本

{Look!}
旬の季節のハーブは精油分が多いので、もっと少なくても十分。また収穫した時間帯や天候にも左右されるので、生のハーブを使う場合は、香りを確かめて量は増減しましょう。

〈作り方〉
ハーブはさっと洗う)ハーブをあらかじめ熱湯で温めておいたポットに入れ、2カップ分の熱湯を注ぎ、ふたをして(揮発性の香りが逃げてしまうので必ず)3〜5分間待つ。カップにそそいでできあがり。
甘味はなくてもとってもおいしいハーブティーですが、はちみつ、メープルシロップなど、自然な甘味を加えて飲んでもいいでしょう。

*アイスで飲む場合は濃いめに入れて時間も長めにおき、氷を満たしたグラスに注ぐ。


【ハーブティーの基本】

*フレッシュハーブティーとドライハーブティー

ハーブは乾燥させてからティーにして飲むもの、と思っていませんか。基本的にはティーにできる種類のハーブは、乾燥させても生でも飲めます。さらに一種類では飲みづらい味のハーブも、数種をブレンドするとおいしくなるから不思議。
ティーにする量の目安は、ドライハーブで、1カップにつき小さじ1(ひとつまみ)が目安。フレッシュハーブはその約3倍が目安です。ただし、採れる時期などによって成分や風味が大きく変わるので、加減します。

*注意*
ハーブティーに適したハーブかどうか、参考資料や参考文献でチェックしてから飲んでください。また体にいいハーブでも、薬効があるということは、反対に、妊娠中や、病気によっては適さないハーブティーもあります。

2.ハーブに包まれるバスタイム No.2
caon 農園の摘みたてハーブを使ってスペシャルバスタイムを。無農薬なのでさっと洗うだけで使えて、安心です。

《冬の身体を元気づけるハーブバス》

(ローズマリー、レモンバームのブレンドで、さわやかで、気分を高揚させるバスタイムを。)


*レモンバームは「心を慰めあらゆる悲しみを追い出す」(ジェラード)ハーブ。肌の調子も整え、しっとりとさせるビューティーハーブとしても定番。
*ローズマリーは、イタリア料理やフランス料理に欠かせないハーブ。ハーブバスにすると、全身に刺激を与え、強壮作用と共に、気分を高揚させて、活力を与えてくれます。発汗作用、殺菌作用、循環促進などの作用も知られています。多少血圧を上げる作用もあるので、高血圧の方は注意が必要です。

【材料と作り方】

普通の大きさのお風呂一回分として、ローズマリーの若枝5〜6枝,レモンバーム4〜5枝を用意する。綿や麻のひもでくくってブーケのようにして湯に浮かべる。布袋または、洗濯ネットの中に入れて湯に浮かべる。

{Look!}
ローズマリーは古い枝になると木質化します。その場合は、枝から葉をしごき取って、布袋や洗濯ネットに入れてからお風呂に入れましょう。

【ハーブバスの基本】
○お湯を張るタイプのお風呂なら、ハーブを先に浴槽に入れ、最初しばらく熱湯をためてハーブの成分を抽出させてから、残りの適温の湯を入れるといい。(子供などが熱湯に触れないように注意!)
○沸かすタイプのお風呂は、早めに入れておき、ハーブの成分を引き出させる。
○ただし、ハーブの揮発する精油分が大切なので、準備ができたら速やかにお風呂に入らないと、アロマセラピー効果が薄れてしまう。


注意事項

ハーブに限らず植物に対して、体質や体調によってアレルギーが起こることがあります。なるべくパッチテストをしてから、お風呂に入れるようにしましょう。また、異常を感じたら、すぐに使用をやめましょう。


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sakakida.jpg執筆:榊田 千佳子
ジャパン・英国ハーブソサエティ会員
上智大学外国語学部卒業。米国留学中にハーブと出会い、現在自宅にて200種ほどのハーブを育て、ハーブの楽しみ方を講演、教室等で提案する。著書:「アロマな毎日~あたらしい自分を見つけるとっておきの7days~」(角川書店)。「ちょっと気ままなハーブのはなし」(誠文堂新光社)共著に、「ハーブ スパイス館」(小学館)など。S&B食品のハーブ専門サイト「とっておきのハーブ生活」を制作・監修中。

ハーブの物語 No.2

ハーブに関わることには、何でも興味津々の私。
ハーブ関連の書籍もいつの間にか、かなりの数になっていました。
そこで、そんな書籍の紹介も兼ね、さまざまなハーブの物語を抜粋し、私の感想や独り言も加えて、お届けします。

第2回

出典:
『ハーブ歳時記』
北野佐久子著/八坂書房刊  1990年

人の暮らしに役立つ植物ハーブが、世界中でどのように暮らしと行事に関わってきたか。ハーブが、主に西洋の歴史や歳事の中に深く根ざしている例を、1月から12月まで、月ごとの行事と共に紹介しています。
英国でハーブを学んだ著者は、料理研究家でもあり、文学にも造詣が深いようです。シェークスピアの作品や、ヨーロッパの詩歌にあらわれるハーブについての記述も多く、キリスト教など宗教とのつながりもしっかりととらえています。そして何より、著者のハーブに対する愛情と尊敬の気持ちが伝わってきます。
ハーブを知ることによってその国の文化、民俗に興味が広がり、また、各国の文化を語るとき、ハーブを抜きにして語ることはできません。ハーブの言い伝えを知る読み物としても面白く、辞典としても役立つ貴重な一冊です。


*****
本書より:〈 〉内は引用
結婚のハーブーーーローズマリー
〈ローズマリーは、結婚と弔い、つまりは人生の始まりと終わりを告げる儀式に他のどのハーブよりも重要な意味をもって古くから使われてきた〉
〈ローズマリーはその枝を切りとった後もいつまでもその葉が緑色のままで、香りも長く残ることから結婚式ではその香りが「愛における貞節」のシンボルとされてきた〉

ローズマリーがイギリスで結婚式にちなんだハーブとして使われた例として、16世紀頃までイギリスの田舎で「花嫁のベッドをローズマリーの枝で敷きつめる」というのが紹介されています。
疫病が流行した時代でもあり、ローズマリーの殺菌力で、花嫁を疫病から守るという意味合いもあったようですが、どれほど素晴らしい香りだったでしょうか。
花嫁と花婿が歩く道に香りのよい花やハーブを撒いておく「ブライダルストローイング」にも、ローズマリーが使われたそうです。

ローズマリーは、その言葉の持つ清純なイメージと、科学的にも証明された優れた薬効、抗酸化作用、殺菌力、消臭効果などと共に、現代でも人気のハーブ。そのハーブが、なんと紀元1世紀にすでに古代ローマの医師、ディオスコリデスが、その薬効を示しているということ!
その他、ハンガリーのエリザベス女王のために作られた、ローズマリーをを使った化粧水「ハンガリー・ウォーター」のおかげで美貌と若さを保った女王が、77歳になってもポーランドの王様に求婚されたエピソードなど、興味深い記述が満載です。


【随想】 

地中海沿岸が原産のローズマリー、故郷の気候は日本と大きく異なります。「冬でも比較的暖かく、夏でも湿気が少なく涼しい」という夢のような気候が、地中海沿岸性気候。日本の夏の蒸し暑さと冬の寒さが、ローズマリーにとっては厳しいはず。実際、原産地が同じラベンダーやセージ、タイムなどは、日本の夏をいかに快適に過ごさせるかが、栽培の一大ポイントです。
ところが、なぜかローズマリーは、私の住む、多分日本一蒸し暑い京都の夏も難なく越し、京の底冷えも乗り切り、元気に育っています。鉢植えにしたものも、2年間植え替えをしない間に、鉢底からしっかりと根を下ろし、今では、植え替え不可能状態に。

そんなローズマリーにも、私が20年近く育ててきたなかで、二つの大きな弱点があります。
ひとつは、根ぐされをおこすと、枯れこんできて、あっという間に枯れてしまうこと。この根ぐされは、主に水はけが悪くなったことから起こります。水に浸されることで、根が酸素不足に陥り、腐ってしまうようです。地植の場合は、植え付ける場所、土作り、日当たりに注意。鉢植えなら、素焼き鉢に水はけの良い土で植え付ければOK.
もう一つは、「蟻の王国」にされてしまうこと。これはベランダなどに置かれている場合は大丈夫ですが、私は庭に直接置いていたので、いつの間にか蟻が、根の間に大帝国を築いてしまっていたのです。
そうなるとローズマリーは徐々に元気がなくなり、心配している私をよそに枯れてしまいます。鉢植えを地面に置くときは、必ず煉瓦やブロックなど鉢の下においておきましょう。


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sakakida.jpg執筆:榊田 千佳子
ジャパン・英国ハーブソサエティ会員
上智大学外国語学部卒業。米国留学中にハーブと出会い、現在自宅にて200種ほどのハーブを育て、ハーブの楽しみ方を講演、教室等で提案する。著書:「アロマな毎日~あたらしい自分を見つけるとっておきの7days~」(角川書店)。「ちょっと気ままなハーブのはなし」(誠文堂新光社)共著に、「ハーブ スパイス館」(小学館)など。S&B食品のハーブ専門サイト「とっておきのハーブ生活」を制作・監修中。

ハーブのある暮らし No.2

前回、ハーブとの出合いをお伝えしましが、
その後ハーブに魅了されていった経緯をお伝えします。
 
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②ハーブの魅力・多面体の箱
ハーブの魅力をお伝えするとき、私が例に挙げるのは、多面体の箱です。例えばハーブという四角い箱があったとして、その面のそれぞれに扉があると思ってください。
その扉のひとつひとつが、ガーデニング(園芸)、料理、健康、美容、アロマクラフト、などハーブに関わる、ハーブでできることへの入り口です。



《第一の扉・園芸》




前回のエッセイで書いたように、私がはじめに開けた扉は、園芸でした。とにかく土に触れて、土から何かを受け取りたいと思ってはじめた園芸で、たまたま植えた植物がハーブ。シンプルなグリーンの野草なのに、手が触れると、驚くような芳香が立ち上ります。
草取りでも水やりでも、その香りを感じながらですから、ハーブを育てると自然のアロマセラピーを受けているよう。身体も心もリフレッシュされるのです。
そうして第一の扉を開けてハーブを育てる楽しみを知ったら、その扉の奥には、ハーブを使ってできるさまざまな楽しみの扉がまたたくさん待っていたのでした。




《第二の扉・料理》


私が次に開けた扉は、料理。もともと料理は好きで、男の料理のようにスパイス類を揃えてパエリアやブイヤベースなど本格的料理にトライしていました。
今でこそハーブが一般的になり、例えばスープやカレーを煮込むときに、月桂樹、パセリ、タイムなど、ブーケガルニ(香草のブーケ)のハーブを加えたりするようになりましたが、私がハーブを使い始めた20年ほど前には、まだまだ珍しいものでした。しかも、料理書にある生のハーブを手に入れるにしても、市販されているものはほとんどありませんでしたから、育てるしか手だてはなかったのです。
そこで今度は料理に使うために、料理に使えるハーブを増やして育てるようになりました。生のハーブを使うと味が格段アップします。ただの魚や肉のソテーが、タイムの葉やマジョラムの葉を振りかけて焼くだけで、レストランの味になるのですから。ハーブの種類はどんどん増えていきました。




《第三の扉・健康》


食べるということは、直接身体につながっています。「おいしく食べて健康に」という全世界共通の願い。それに役立つのもハーブ。ダイエットで塩分、糖分、油分を控えめにしても、ハーブやスパイスでアクセントをつければ、ヘルシーでありながら、こくのある味に感じることを発見。また和食にゆず、しそ、三つ葉など、日本のハーブが合うことも再認識しました。
ハーブティーは、家庭常備薬的に、体調に合わせてブレンドしたり・・・家庭の主婦でもある私は、家族の健康を守るためにも、ハーブを積極的に利用するようになりました。




《第4の扉・美容》

健康とともに忘れてはならないのは、beauty関係。年齢に応じた美しさを手にしたいと思うのはすべての女性の願いで、私も例外ではありません。しかも、できれば年齢も、ちょっとでも若く見えたらいいな、と贅沢も。ハーブでローションを作ったり、パックをしたり、おままごと感覚で試すのにも夢中になりました。時には肌に合わずに失敗もありましたが、中には高級化粧品よりも私の肌に合ったものもあり、ハーブパワーに感心したり。
その頃から作っている手作りハーブ石けんは、バージョンはどんどんアップしていますが、今も顔から身体まで全身洗う、我が家になくてはならないものです。濃〜いハーブのエキスと、はちみつ、シアバター、エッセンシャルオイルなどが練り込まれているスペシャルソープです。




《第5の扉・アロマクラフト》

ハーブを育てはじめて、英国やアメリカのハーブ関連の洋書を買い集めて読むようになり、とにかくさまざまなハーブを育てて、本にあるとおり使ってみるようになりました。もともと凝り性なのですね。
それで、本格的にハーブを植え始めて初めての夏、イエローヤロー(黄花ノコギリソウ)がたくさん咲いて、庭の一角がぱーっと明るくなりました。「そうだ!このハーブでリースを作ろう」と、根元近くから切り取ったヤローの花枝10本ほどを丸めて、枝を絡め合わせ、簡単な簡単なリースを作ったのです。
作っている間中清々しいヤローの香りに包まれ、とても満ち足りた気分だったのを今でも思い出します。そして、できあがったリースのかわいさ!庭の木の枝にかけて、写真を撮りました。

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と、まあ、扉の数は限りないのですが、ひとつずつ開けていった扉が、また次の扉を開かせてくれて・・・私のハーバルライフは進んでいきました


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sakakida.jpg執筆:榊田 千佳子
ジャパン・英国ハーブソサエティ会員
上智大学外国語学部卒業。米国留学中にハーブと出会い、現在自宅にて200種ほどのハーブを育て、ハーブの楽しみ方を講演、教室等で提案する。著書:「アロマな毎日~あたらしい自分を見つけるとっておきの7days~」(角川書店)。「ちょっと気ままなハーブのはなし」(誠文堂新光社)共著に、「ハーブ スパイス館」(小学館)など。S&B食品のハーブ専門サイト「とっておきのハーブ生活」を制作・監修中。

December 4, 2006

村角さんからのお便り

農園の空気もピーンとはりつめ、冬の足音が聞こえてきました。

冬を前に、caonの照明デザイナー、村角さんが農園を訪問され
ハーブ、ネギ、大根、かぶ等の野菜を一緒に収穫しました。

後日村角さんより、収穫したハーブや野菜のすてきな写真と
感想を頂けましたのでご紹介させていただきます。

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すっかり、ご馳走になり、更にハーブや野菜を
ありがとうございました。
しかも、あんなにいっぱい!
大家さんとタイマッサージのチエちゃんにもお裾分けしました。
みんな大喜びです。

まだ、ハーブもピンピンしていて、
あれから毎日、朝にはフレッシュハーブティーを飲んでいます。
贅沢ですね~。
最高です!
あの日は、ハーブバスも念願かなって堪能しました。
経験すると、いろいろ発見がありますね。

■カオン筑波ハーブ農園に行って嬉しかった事

1、土つきの野菜が家にあるのって、いいですね
  ドロを落とす時の土のにおいが幸せです。

2、ネギも大根もすべて、初めて本物の野菜を食べたのかも?
  と思う程、おいしかった。
  塩なしでも、味わえるだけのしっかりした野菜で驚き。
  山崎農園を上回るかもよ!
  ネギは元気すぎて、すごいにおいでした!(笑)サイコー。

3、フレッシュハーブティーは、お茶だけでなく、入れ終わったポットを開けると、
  湯気が立ちこめて草原以上の草原な感じがします。これはスゴスギル!!!
  究極の幸せです。