アロマテラピーサロン/カオン

Herbal Therapy Salon
カオン(成城・豊洲)
カオン筑波ハーブ農園にて育まれたハーブを、ハーブマスクやハーブバス、フレッシュハーブティーなどでお客様にお楽しみ頂いております。
www.caon.jp

リフレクソロジーサロン/セレブステップ

Hibrid Reflexology Salon
セレブステップ 銀座
セラピストの洗練された施術と空間との調和を感じながら心と身体を優しく癒す事ができます。
www.celebstep.com

リフレクソロジースクール/銀座ヒーリングアカデミー

銀座ヒーリングアカデミー
銀座
アロマセラピー、ハイブリッド・リフレクソロジー、ハーブ、SPAセラピーなどハーバルセラピー/自然療法全体を学ぶ事ができるスクール。
www.foot-body.com

ハーブの物語 No.2

ハーブに関わることには、何でも興味津々の私。
ハーブ関連の書籍もいつの間にか、かなりの数になっていました。
そこで、そんな書籍の紹介も兼ね、さまざまなハーブの物語を抜粋し、私の感想や独り言も加えて、お届けします。

第2回

出典:
『ハーブ歳時記』
北野佐久子著/八坂書房刊  1990年

人の暮らしに役立つ植物ハーブが、世界中でどのように暮らしと行事に関わってきたか。ハーブが、主に西洋の歴史や歳事の中に深く根ざしている例を、1月から12月まで、月ごとの行事と共に紹介しています。
英国でハーブを学んだ著者は、料理研究家でもあり、文学にも造詣が深いようです。シェークスピアの作品や、ヨーロッパの詩歌にあらわれるハーブについての記述も多く、キリスト教など宗教とのつながりもしっかりととらえています。そして何より、著者のハーブに対する愛情と尊敬の気持ちが伝わってきます。
ハーブを知ることによってその国の文化、民俗に興味が広がり、また、各国の文化を語るとき、ハーブを抜きにして語ることはできません。ハーブの言い伝えを知る読み物としても面白く、辞典としても役立つ貴重な一冊です。


*****
本書より:〈 〉内は引用
結婚のハーブーーーローズマリー
〈ローズマリーは、結婚と弔い、つまりは人生の始まりと終わりを告げる儀式に他のどのハーブよりも重要な意味をもって古くから使われてきた〉
〈ローズマリーはその枝を切りとった後もいつまでもその葉が緑色のままで、香りも長く残ることから結婚式ではその香りが「愛における貞節」のシンボルとされてきた〉

ローズマリーがイギリスで結婚式にちなんだハーブとして使われた例として、16世紀頃までイギリスの田舎で「花嫁のベッドをローズマリーの枝で敷きつめる」というのが紹介されています。
疫病が流行した時代でもあり、ローズマリーの殺菌力で、花嫁を疫病から守るという意味合いもあったようですが、どれほど素晴らしい香りだったでしょうか。
花嫁と花婿が歩く道に香りのよい花やハーブを撒いておく「ブライダルストローイング」にも、ローズマリーが使われたそうです。

ローズマリーは、その言葉の持つ清純なイメージと、科学的にも証明された優れた薬効、抗酸化作用、殺菌力、消臭効果などと共に、現代でも人気のハーブ。そのハーブが、なんと紀元1世紀にすでに古代ローマの医師、ディオスコリデスが、その薬効を示しているということ!
その他、ハンガリーのエリザベス女王のために作られた、ローズマリーをを使った化粧水「ハンガリー・ウォーター」のおかげで美貌と若さを保った女王が、77歳になってもポーランドの王様に求婚されたエピソードなど、興味深い記述が満載です。


【随想】 

地中海沿岸が原産のローズマリー、故郷の気候は日本と大きく異なります。「冬でも比較的暖かく、夏でも湿気が少なく涼しい」という夢のような気候が、地中海沿岸性気候。日本の夏の蒸し暑さと冬の寒さが、ローズマリーにとっては厳しいはず。実際、原産地が同じラベンダーやセージ、タイムなどは、日本の夏をいかに快適に過ごさせるかが、栽培の一大ポイントです。
ところが、なぜかローズマリーは、私の住む、多分日本一蒸し暑い京都の夏も難なく越し、京の底冷えも乗り切り、元気に育っています。鉢植えにしたものも、2年間植え替えをしない間に、鉢底からしっかりと根を下ろし、今では、植え替え不可能状態に。

そんなローズマリーにも、私が20年近く育ててきたなかで、二つの大きな弱点があります。
ひとつは、根ぐされをおこすと、枯れこんできて、あっという間に枯れてしまうこと。この根ぐされは、主に水はけが悪くなったことから起こります。水に浸されることで、根が酸素不足に陥り、腐ってしまうようです。地植の場合は、植え付ける場所、土作り、日当たりに注意。鉢植えなら、素焼き鉢に水はけの良い土で植え付ければOK.
もう一つは、「蟻の王国」にされてしまうこと。これはベランダなどに置かれている場合は大丈夫ですが、私は庭に直接置いていたので、いつの間にか蟻が、根の間に大帝国を築いてしまっていたのです。
そうなるとローズマリーは徐々に元気がなくなり、心配している私をよそに枯れてしまいます。鉢植えを地面に置くときは、必ず煉瓦やブロックなど鉢の下においておきましょう。


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sakakida.jpg執筆:榊田 千佳子
ジャパン・英国ハーブソサエティ会員
上智大学外国語学部卒業。米国留学中にハーブと出会い、現在自宅にて200種ほどのハーブを育て、ハーブの楽しみ方を講演、教室等で提案する。著書:「アロマな毎日~あたらしい自分を見つけるとっておきの7days~」(角川書店)。「ちょっと気ままなハーブのはなし」(誠文堂新光社)共著に、「ハーブ スパイス館」(小学館)など。S&B食品のハーブ専門サイト「とっておきのハーブ生活」を制作・監修中。

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