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春早くから芽吹くチャービル。柔らかな葉の食感と、甘くさわやかな風味は、サラダやオムレツなど繊細な味の料理にぴったり。
カボチャのサラダに加えれば、カボチャの甘味と玉ねぎの辛みをつなぐ、絶妙な香り。
すりごまのこくもポイントです!
【材料】
(4人分)
かぼちゃ・・・250g
玉ねぎ・・・1/2個(150g)
キュウリ・・・2本
チャービル・・・約15g(みじん切りで約1/2カップ)
*ドレッシングの材料*
オリーブオイル・・・大さじ1
酢・・・大さじ3
塩・・・ひとつまみ
すりごま・・・大さじ2
こしょう・・・少々
【作り方】
1. かぼちゃは、約2cm角に切り、500Wの電子レンジで約5分加熱。様子を見て、すっかり柔らかくなるまで加熱する。
2. 玉ねぎは、薄切りにして、塩もみをし、5分ほどおいてから、さっと水で洗って絞る。
3. キュウリは、薄切りにして、塩もみにし、5分ほどおいて水気を軽く絞る。
4. 1,2,3をボールに合わせ、ドレッシングの材料を加えてよく混ぜなじませる。
{Look!}
使う酢は、ここでは黒酢をつかいましたが、ハーブビネガー(前回のローズマリービネガーなど)を使えば、もっとおいしくなります!
●アイディア●
○カボチャのサラダは、パンにはさむだけで、おいしいサンドイッチに。
○温めて、玄米ご飯を添えて、カボチャサラダ丼に。バルサミコ酢をちょっとかけてもおいしい。
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執筆:榊田 千佳子
ジャパン・英国ハーブソサエティ会員
上智大学外国語学部卒業。米国留学中にハーブと出会い、現在自宅にて200種ほどのハーブを育て、ハーブの楽しみ方を講演、教室等で提案する。著書:「アロマな毎日~あたらしい自分を見つけるとっておきの7days~」(角川書店)。「ちょっと気ままなハーブのはなし」(誠文堂新光社)共著に、「ハーブ スパイス館」(小学館)など。S&B食品のハーブ専門サイト「とっておきのハーブ生活」を制作・監修中。
今年の冬は異常なほどの暖冬。例年だったら戸外での冬越しが難しいハーブも、楽々冬が越せそうです。そういうわけで、もう気分は春。春一番に咲き始めるカモマイルのティーをご紹介します。
1. ハーブで健康になるティーNo.3
《カモマイルティー》
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か弱い茎に、可憐な小さなデイジーのような愛らしい小花のカモマイル。実は薬用ハーブとして、とても重要。主に頭花が、ハーブティー、スキンケアなど、さまざまに使われます。
頭花は、フレッシュ(生)でもドライ(乾燥)でも、心を静め、消化を助け、身体を温めるハーブティーになります。フレッシュはリンゴのような香りでおいしいのが特長。ドライには、乾燥や蒸留の課程で生成される、抗炎症作用を持つアズレンが含まれるのが特長です。
フレッシュなカモマイルの花をティーにできるのは、一年のうちでもわずかな期間。ぜひ、フレッシュで楽しみましょう。
!ちょっと注目!
《ジャーマンカモマイル(1年草)とローマンカモマイル(多年草)》
*ハーブティーに使うのは主に、一年草のジャーマンカモマイル。一年草なので、春から夏にかけて花が咲いた後、株は枯れてしまいますが、こぼれ種で毎年芽吹くたくましいハーブ。
*ローマンカモマイル
近縁種のローマンカモマイルは、多年草で葉にも芳香がある種類。同様に使え、薬効もあります。花付きは少なく花に苦みがあります。花時以外は地面を被うように育つので香りの芝生にしたり、敷石の間に植え込んだりと、ガーデニングによく利用されます。
〈材料〉
約2カップ分 (ハーブは生ハーブを使用した場合の量の目安)
生のカモマイルの花・・・約20個
{Look!}
旬の季節のハーブは精油分が多いので、もっと少なくても十分。また収穫した時間帯や天候にも左右されるので、生のハーブを使う場合は、香りを確かめて量は増減しましょう。
〈作り方〉
1.カモマイルの花はボールに水を張った中に5分ほど浸してから、ざるで振り洗いする。
2.あらかじめ熱湯で温めておいたポットにカモマイルの花を入れ、2カップ分の熱湯を注ぎ、ふたをして(揮発性の香りが逃げてしまうので必ず)5〜7分間待つ。カップにそそいでできあがり。
〔ワンポイント〕
* または、温めたカップに直接カモマイルの花を入れ、熱湯を注いで、ソーサーでふたをして蒸らしてもOK!
* 甘味が欲しいときは、はちみつ、メープルシロップなど、自然な甘味を加えてもいいでしょう。
* アイスで飲む場合は濃いめに入れて時間も長めにおき、氷を満たしたグラスに注ぐ。
[カモマイルの収穫・保存の方法]
○収穫
開花後、2〜3日して、花びらと花床が充実したぐらいが摘み時。花びらが反り返って、花床が大きくなったものは、育ちすぎ。晴れた日の午前中に一輪一輪、頭花のみをはさみで切って摘み取る。
花を摘み取ったあと、茎だけになったら、その部分を深めに剪定し、新枝を出させる。
○ 保存
摘んだ花は、目の粗いざるに入れて、ボウルに水を張って水をかけながらやさしく振り洗いをする。水気をよく拭き取り、ペーパータオルをしいたざるの上などで乾燥させる。すっかり乾燥したら、密閉瓶に入れて冷暗所で保存。冷蔵庫なら安心。
または、水気をとったあと、フリーザーバッグに入れて冷凍すると、1〜2ヶ月間保存でき。冷凍のままハーブティーなどに使える。冷凍保存なら、フレッシュハーブティーの味わいのまま飲める。
【ハーブティーの基本】
*フレッシュハーブティーとドライハーブティー
ハーブは乾燥させてからティーにして飲むもの、と思っていませんか。基本的にはティーにできる種類のハーブは、乾燥させても生でも飲めます。さらに一種類では飲みづらい味のハーブも、数種をブレンドするとおいしくなるから不思議。
ティーにする量の目安は、ドライハーブで、1カップにつき小さじ1(ひとつまみ)が目安。フレッシュハーブはその約3倍が目安です。ただし、採れる時期などによって成分や風味が大きく変わるので、加減します。
*注意*
ハーブティーに適したハーブかどうか、参考資料や参考文献でチェックしてから飲んでください。また体にいいハーブでも、薬効があるということは、反対に、妊娠中や、病気によっては適さないハーブティーもあります。
2. ハーブに包まれるバスタイム No.3
caon 農園の摘みたてハーブを使ってスペシャルバスタイムを。無農薬なのでさっと洗うだけで使えて、安心です。
《カモマイルとキッチンの食品でアレンジバスタイム》
カモマイルはまさしく万能ハーブ。ハーブティーにすれば、胃腸薬代わりになり、風邪のひきはじめにもいいし、体を温めます。そして、ビューティーにも大活躍。飲み残したティーは、鎮静作用のあるフェイシャルローションに。また髪の毛をピカピカに輝かせるヘアリンスにもなります。そして、ポットに残ったハーブのかすは、ボディスクラブに。
【材料】*3つのステップに共通
・ジャーマンカモマイルの花(ドライ)・・・大さじ1
・水・・・約200cc
・ハチミツ・・・小さじ1〜2
・リンゴ酢・・・大さじ1〜2
・オートミール・・・大さじ1(すり鉢や乳鉢で粉状にしておく)
【作り方】
ステップ1:《カモマイルのフェイシャルローション》
1.ジャーマンカモマイルの花大さじ1を小鍋に入れ、水を約200cc注いでふたをし、時々かきまぜながら、弱火で沸騰するまで熱する。ふたをしたまま冷めるまで10〜15分間置く。
2.1の鍋に、ハチミツ小さじ1を加え、弱火で軽く温めて溶かすと、保湿と、鎮静作用のある、フェイシャルローションに。コーヒーフィルターなどでこして、消毒した容器に移し、冷蔵庫で保存(約4〜5日間)。
[使い方]
洗顔後に、コットンにローションを含ませ、顔全体(ボディにも)にパッティングする。あと、ぬるま湯でサッとすすいでおく。
ステップ2:《カモマイルのヘアリンス》
ステップ1のフェイシャルローションに、リンゴ酢大さじ1を加えるだけ。冷蔵庫で保存(約1週間)。
[使い方]
シャンプー後に、カモマイルのヘアリンスをまんべんなく振りかけて髪の毛と頭皮全体になじませる。リンゴ酢が髪の毛と地肌を弱酸性に整え、カモマイルが髪の毛に艶と輝きを与える。ハチミツは保湿に役立つ。
5〜10分おいて、ぬるま湯のシャワーで軽く流す。
○ リンゴ酢はボディにもいいので、体についてもかまわない。あとで、シャワー等で流しておく。
ステップ3:《カモマイルのボディスクラブ》
ステップ1またはステップ2で、カモマイルの浸出液(濃いティー)を作った時に、小鍋に残ったカモマイルのかすにハチミツ小さじ1、リンゴ酢大さじ1、オートミール(粉状)を加えて練り混ぜる。
ひじやひざに塗りつけて落ちてこないぐらいの固さになるように、お湯またはカモマイルの浸出液を加えて練り混ぜる。保存は冷蔵庫で2〜3日間。
[使い方]
入浴して肌が柔らかくなったところに、ボディスクラブを塗り、やさしくこするようにマッサージする。ひじやひざ、かかとは念入りに。あとは、シャワーで流して、水気を拭き取り、ホホバオイルなどで保湿しておく。
【ハーブバスの基本】
○お湯を張るタイプのお風呂なら、ハーブを先に浴槽に入れ、最初しばらく熱湯をためてハーブの成分を抽出させてから、残りの適温の湯を入れるといい。(子供などが熱湯に触れないように注意!)
○沸かすタイプのお風呂は、早めに入れておき、ハーブの成分を引き出させる。
○ ただし、ハーブの揮発する精油分が大切なので、準備ができたら速やかにお風呂に入らないと、アロマセラピー効果が薄れてしまう。
注意事項
ハーブに限らず植物に対して、体質や体調によってアレルギーが起こることがあります。なるべくパッチテストをしてから、お風呂に入れるようにしましょう。また、異常を感じたら、すぐに使用をやめましょう。
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執筆:榊田 千佳子
ジャパン・英国ハーブソサエティ会員
上智大学外国語学部卒業。米国留学中にハーブと出会い、現在自宅にて200種ほどのハーブを育て、ハーブの楽しみ方を講演、教室等で提案する。著書:「アロマな毎日~あたらしい自分を見つけるとっておきの7days~」(角川書店)。「ちょっと気ままなハーブのはなし」(誠文堂新光社)共著に、「ハーブ スパイス館」(小学館)など。S&B食品のハーブ専門サイト「とっておきのハーブ生活」を制作・監修中。
ハーブに関わることには、何でも興味津々の私。
ハーブ関連の書籍もいつの間にか、かなりの数になっていました。
そこで、そんな書籍の紹介も兼ね、さまざまなハーブの物語を抜粋し、私の感想や独り言も加えて、お届けします。
第2回
出典:
『香りの百花譜』
熊井明子著/主婦の友社刊 1991年
エッセイストの熊井明子さんは、読書を通じてポプリに出合い、以来研究と実践を重ねて、日本にはじめてポプリを紹介された方。その著書は、どれも豊かな感性に満ち、文章の端々から、芳香が漂ってくるようです。
生まれ育った長野県松本市の自然のなかで培った経験と、その後、世界中で触れてかいだ草木の香り。それを、熊井さんの深い知識と自由なイマジネーションでつないでいく、本書は、「香り」「植物」「人間」が好きな人なら、きっと心に響くことでしょう。
ヒヤシンス、スミレ、クローバーなどが香る春の園、バラいっぱいのロウズ・ガーデン、カーネーション、スイレンなどの夏の園、ミント、ラヴェンダー、フェンネルなどのハーブ・ガーデン、キンモクセイ、キクなど、秋の園、匂いゼラニウム、スイセンと冬の園。 四季折々の香りの記憶をたどる内容となっています。
* ****
本書より:〈 〉内は引用
〈林檎とカモマイルの香りも、後者にギリシャ人が「地面の林檎」の別名をつけたくらい、似かよっている。ただし、乾燥後の一重のカモマイルは菊の香りが混じり、八重の花の方が、林檎に近い感じがする〉
カモマイルがリンゴの香り、とは良くいわれますが、ほんとうにそれを実感したのは、ローマンカモマイルの生花の香りをかいだときでした。
熊井さんは、本書で、自分が見て感じたままの感想を述べているので、時に一般に聞き慣れてるいるものと違うこともあり、それが、とても新鮮です。私も、実際に見て触れてかいでみることを大事にしようと思うきっかけとなりました。
〈カモマイルは、日本薬局方ではカミツレと呼ばれている。これはカミッレを表記したとき昔はつまる音の「ツ」を小さく書かなかったためにカミツレとなり、いつか読み方もカミツレとなって現在に至っているようだ。〉
これも、目からうろこの一節でした。なるほど、と納得。このような、他の本ではみられないような、熊井先生の見識と、文学作品を通しての花の香りの記述が、とても興味深く、大好きな本です。
【随想】
一番好きなハーブは?と聞かれると、カモマイルと答えることが多いです。その時どき、変わったりもするけれど、わたしにとって、一番必要なハーブです。
無人島に、一種類のハーブしか持っていけないなら、迷わずカモマイル。なぜなら、今回バスタイムでご紹介しているように、ティーにすれば、胃腸にいいし、身体を温めるし、リラックス作用も。そのティーはフェイシャルローションやヘアリンスになるから、無人島で役立つし。そして、なにより、かわいいので、心をなぐさめてくれそう。
一年草のカモマイルは、春から夏にかけてたくさんの花をつけた後、枯れてしまいますが、すぐに抜き取ってしまわずに、こぼれ種を落としておけば、次の年も、その次の年も芽吹いて、かわいい花を咲かせてくれます。
いじらしくて、たくましくて、役にたって、かわいいカモマイル。カモマイルのような女性になりたいなあ、と思いながら、花を摘んでいます。
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執筆:榊田 千佳子
ジャパン・英国ハーブソサエティ会員
上智大学外国語学部卒業。米国留学中にハーブと出会い、現在自宅にて200種ほどのハーブを育て、ハーブの楽しみ方を講演、教室等で提案する。著書:「アロマな毎日~あたらしい自分を見つけるとっておきの7days~」(角川書店)。「ちょっと気ままなハーブのはなし」(誠文堂新光社)共著に、「ハーブ スパイス館」(小学館)など。S&B食品のハーブ専門サイト「とっておきのハーブ生活」を制作・監修中。
今までほとんど独学でハーブの勉強をしてきた私ですが、その間にはインスパイアされた数々のすばらしい書籍や、独自の輝きを持った方々にお会いしました。
③ハーブのくれた出合い。ハーブの勉強法
子供の頃から大学生になるぐらいまで、夢は、「世界中の国を訪れ、たくさんの人々に会い、たくさんの珍しいものを見て、味わって、それを雑誌や本で紹介したい。テレビのレポーターなどもしたい」と思っていました。
ところが現実は・・・。大学卒業後、外資系の銀行に2年ほど務めた後、大学時代から交際していた夫と結婚。夫の仕事の都合で京都に移り住み、子供も生まれ、幸せながらも、夢はどんどん遠ざかっていました。遠ざかったというより、むしろ忘れていたといったほうが正しいかもしれません。
そして、前にも書いたいきさつで、ハーブを育てるようになり、興味がどんどん深まってからは、ハーブのことをもっと知りたくて、毎晩子供が寝てから、ハーブの洋書や、日本のハーブの先駆者の方々の本を読むのが何よりの楽しみになりました。
思い返してみると、小学校から大学まで、本当に勉強したいことをしていたとは思えず、その時々、必要にせまられて暗記のように勉強してきたように思われます。でも、ハーブの勉強は、初めて、「学びたい。知りたい」といいう気持ちがあふれてきて、勉強せずにはいられない状態だったのです。
そういうわけで、赤ちゃんを抱えた私は、日々ハーブの本を読み、それをひとつずつ実践していくことで、知識と経験を増やしていったのです。庭のハーブが少しずつ増え、リースやポプリ、せっけんなど、ハーブグッズも増えていきました。
そういう時期が2年ほど続き、子供もだいぶしっかりしてきたので、やっとハーブの教室に行くことになり、地元の先生のところで、いろいろと実践的なことを教えていただき、そこでまたハーブを愛好する友人に出合い、またわたしの世界は広がっていきました。
ひとりの勉強も大切ですが、やはり志が近い人とお付き合いするのは、楽しくまた刺激になることもわかりました。時折行われる特別講座では大好きな本を書かれた先生の講義を受けることもでき、いつかは、先生のように、たくさんの経験を積み重ねて、それを人に伝える事をしたい、と思うようになっていったのです。
一度は遠ざかっていた外国を訪れる夢は、気づいたら、私の庭にありました。いろいろな国から来たハーブ。その国の食や暮らし、文化を学ぶ私。まさしく、夢は形を変えて近くにきてくれていました。
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執筆:榊田 千佳子
ジャパン・英国ハーブソサエティ会員
上智大学外国語学部卒業。米国留学中にハーブと出会い、現在自宅にて200種ほどのハーブを育て、ハーブの楽しみ方を講演、教室等で提案する。著書:「アロマな毎日~あたらしい自分を見つけるとっておきの7days~」(角川書店)。「ちょっと気ままなハーブのはなし」(誠文堂新光社)共著に、「ハーブ スパイス館」(小学館)など。S&B食品のハーブ専門サイト「とっておきのハーブ生活」を制作・監修中。