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June 26, 2007

オールドローズの収穫

古くから薔薇は、薬用はもちろん
芸術など文化の面でも、人の歴史に深く関わり
未だに世界中の人々を魅了しています。

私たちが、筑波ハーブ農園で育んでいる薔薇は
ローズウォターや、ローズオットーなど精油の原料として
アロマテラピーに関する、オールドローズ(ダマスク系、
ケンティフォリア系)が中心です。

日頃花やさんなどで見られる薔薇は、モダンローズと呼ばれ
1867年以降にヨーロッパで作られた薔薇です。
1867年に作られたモダンローズ第一号ラ・フランス
(La France)以前につくられた薔薇がオールドローズなので、
その花の姿は今の薔薇とは明らかに違います。

薔薇は薬草として、これ以上の効果を示す薬草が無いというほど、
人に対して強いエネルギーを持った植物です。

そして人と同じように、虫にも人気があるためか
一番虫害などの病気に冒されやすい植物である事も事実です。
それ故に長い間、無農薬の薔薇つくりは無理だと思われてきたそうです。

しかし、私たちが薔薇の育成指導・監修を頂いている
梶みゆきさんが無農薬の薔薇つくりを実践された事から
いまでは無農薬での薔薇つくりが広がっていきました。

今まで、当たり前だと思われてきた事を変えるという苦労と
難しさを梶先生から聞かせていただいた時には、
自分たちもアロマテラピーサロンにフレッシュハーブを
導入するという難しさもあるので共感を覚えました。

自然療法であるセラピーも人の心や身体を癒します。
そして植物も人を癒す力は図り知れないと思います。

日本は四季があり、世界に類を見ないほど植物が豊かに育つ
環境があります。カオンがはじめたからという事は関係なく
近い将来、日本のアロマテラピーサロン、自然療法のショップには
地元で育まれたフレッシュハーブ(薬草)があるのが当たり前に
なる日が来てほしいと思っています。

今回収穫された薔薇を使って、農園でポプリをつくりました。
ささやかですが、皆さんに使っていただけたら嬉しいです。

小さな農園長


■薔薇つくり育成指導・監修 梶みゆきさん 
著書「薔薇の園を夢見て」BISES刊。現在雑誌BISESへの連載、
無農薬で育む薔薇の育成指導、講演などで活躍されています。

June 7, 2007

ラベンダーの季節

農園では、精油の特性を学ぶために、
香料用、薬用品種であるコモン系ラベンダー
Lavandula angustifoliaを育んでいます。

冬の間
ラベンダーはその姿から、
寡黙な修行僧のように見えました。

そして初夏になり灰色の幹から、
一気に新緑の芽をだして
花穂が立ちあがり、紫色の花を
たくさんつけてくれました。

農園では毎朝、蕾~開花のはじめの段階
のラベンダーを収穫しています。
サロンにて、収穫したラベンダーの
爽やかな香りをお楽しみ頂けたら幸いです。

→プレサマー・ラベンダーフェア

小さな農園長

garden_lavender.jpg


ラテン語で「洗う」という意味のlavareから生まれた名前の
とおり、心の憂いを解放し、気を流す作用があります。
爽やかな香りは緊張をほぐして精神と感情のバランスを
維持し、また炎症や痛みを鎮め、心の働きを支えます。
ハーブの中の代表的なハーブです。

また殺菌力が強く、ニキビ、吹き出物などのトラブル肌にも
改善が期待できます。

June 6, 2007

ハーバルライフスタイリング No.4

今月のcaon おすすめハーブ

6月のcaon筑波ハーブ農園に、ラベンダーがきれいに咲きそろいました。
甘くさわやかな香りがガーデンを満たしています。
caonでは、初夏の光をいっぱいに浴びたラベンダーの収穫を記念して、
ささやかですがラベンダーを用いた、フットバスをご用意し
みなさまのご来店をお待ちしております。

《ラベンダー (コモンラベンダー)》

学名:Lavandula angustifolia
シソ科・ラバンドゥラ属
高さ:60〜70cm/常緑小低木
開花期:6月〜7月/耐寒性

●ラベンダーはこんなハーブ

ラベンダーは、リラクゼーションハーブの代表格で、ハーブの人気ナンバーワン。
甘くすっきりとした花の香りには鎮静作用があって、興奮を鎮め、眠りにつきやすく
すると言われます。アロマセラピーでも欠かせない精油です。

また、香りだけでなく、花の浸出液には、鎮静作用、抗菌、殺菌、循環刺激などの
作用があり、ティーにして飲んだり、ハーブバス、ローションなど外用にも使えて、
とても役に立つハーブです。

ラベンダーと呼ばれるものには、さまざまな種類があります。
コモンラベンダー(別名:イングリッシュラベンダー)が最も一般的で、薬用、
ハーブティー、浴用、美容、料理やお菓子の香り付けに使うのは主にこの仲間。
ロイヤルパープル、ヒドコートなど多品種があり、園芸店では、品種名で売られています。

コモンラベンダー以外にも、フレンチラベンダー、レースラベンダー、
交配種(グロッソなど)など多くの種類があり、花の姿や香りもさまざま。
ポプリやリース、押し花などのクラフトには、どのラベンダーも利用OK。

●ラベンダーの育て方

◎種まき・苗の植え付け

苗を手に入れて育てるか、挿し木が簡単です。
種からも育てられますが、種をまいた場合、発芽が揃いにくく成長も遅いうえに、
香りなどの性質にもバラつきが出やすいので、初心者向けではありません。
ハーブとして利用しやすいのはコモンラベンダーですが、耐寒性には優れているものの、
日本の夏が苦手。最近園芸店で出回っている耐暑性のある交配種は香りが弱い場合も
あるものの、格段に育てやすいのがいいところ。
香りを確かめてから買いましょう。

苗は、日当たりと風通しの良いところに植え付けます。

【ラベンダーの挿し木にTry! 】

1.挿し木は、花のついていない枝先を5cm程度に切りとり、
下から1/2の葉を取り去ります(10〜20本用意)。これが挿し穂になります。

2.素焼き鉢に小玉の赤玉土を入れ、水をたっぷりやっておきます。

3.1の挿し穂を2の鉢に、挿し穂の半分ぐらいの深さになるように、斜めに挿し、
周りの土を押さえて、挿し穂と土を密着させます。

4. 鉢は半日陰に置き、赤玉土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。
1ヶ月ぐらいで活着します。

* ワンポイント*

○穂が着いたか、抜いて確かめたくなりますが、苗が傷んでしまうので、
抜いて確かめないようにしましょう。

○挿し穂の葉がイキイキとしていれば、うまくいっている証拠。

○新芽が出てきたら、活着して根も生えているはず!

◎ 上手な育て方

ラベンダーは、原産地が、夏涼しくさわやかな、地中海沿岸地方なため、
高温多湿の日本の夏に弱いのがウィークポイント。なるべく快適になるように育てましょう。

* 鉢植え
水はけのいい土を入れた素焼き鉢に植えて、日当たりの良い場所に置き、
通気性を良くすると健康的に育ちます。

* 庭植
土を盛って、排水をよくすると元気に育ちます。ロックガーデンなどにもぴったりです。

《夏越し》
梅雨の雨で過湿になり、またその後の夏の暑さで、枯れることがあります。
鉢植えならば、梅雨の間、軒下で育てると安心。花が咲き終わっていたら、
株を軽く剪定しておくと、通気性がよくなり、株もとに日が当たるようになるので、
枯れにくくなります。

《冬越し》
コモンラベンダーは屋外で越冬。フレンチ系のラベンダーは寒さの厳しい場所では
日当たりの良い軒下に取り込んだ方が安心。レースラベンダーには耐寒性がないので、
暖かい室内に取りこむ。

◎収穫・保存

☆収穫

ドライフラワーやポプリにするなら、蕾が十分ふくらんだ状態の時に収穫した方が香り良く、
きれいに仕上がります。

花穂の蕾がふくらんで、1割ほど開花し始めた頃に、花茎に葉が5〜10枚くらいついた
場所で切り取りましょう。

咲き終わった花も早めに切り取り、種を付けないようにするのが、
株の生育のために大切です。

☆保存

乾燥保存が一般的。収穫した花穂は小さめの束にして、風通しの良いところに
つり下げて乾燥させます。

ハーブティーにする場合は、花穂から蕾をバラバラにはずして、紙の上などに
広げて乾燥させると、早く乾燥し、香り良くきれいに仕上がります。
完全に乾燥したら、ガラス瓶などに入れて冷蔵庫で保存。

◎ 利用法

○ ハーブティー
ティーにして飲むと、イライラを鎮め、頭痛を癒すとされます。
眠りを誘うハーブティーとされ、消化も助けます。そのままでは味にくせがあるので、
ミント、レモンバーム、レモンバーベナ、レモングラスなどとブレンドすると飲みやすくなります。

* 注:妊娠中は、ラベンダーのハーブティーの利用をさけましょう。

【ハーブティーの基本】

*フレッシュハーブティーとドライハーブティー

ハーブは乾燥させてからティーにして飲むもの、と思っていませんか。
基本的にはティーにできる種類のハーブは、乾燥させても生でも飲めます。
さらに一種類では飲みづらい味のハーブも、数種をブレンドするとおいしくなるから不思議。

〔作り方〕

1.量
ティーにする量の目安は、ドライハーブで、1カップにつき小さじ1(ひとつまみ)が目安。
フレッシュハーブはその約3倍が目安です。ただし、採れる時期などによって成分や
風味が大きく変わるので、加減します。

2.お湯と蒸らす時間
ポットにハーブを入れ、熱湯を注いでふたをして、5分ほどおきます。
根や種子を使うハーブティーは、もっと長い時間おいたり、煮出したりもします。
    
*注意事項*
ハーブティーに適したハーブかどうか、参考資料や参考文献でチェックしてから飲んでください。
また体にいいハーブでも、薬効があるということは、反対に、妊娠中や、病気によっては
適さないハーブティーもあります。


○ 料理
生または乾燥した蕾を、ケーキやクッキーに練り込む。ゼリーの香りづけや、
アイスクリームに混ぜ込む。香り高いので少量で十分。

○ ホームメードスキンケア

* スキンローション、ヘアリンス

ラベンダーの花のティー(浸出液)には傷を治す力があり、肌の代謝を促し、
健康にするとされています。スキンローション、ヘアリンスなどに利用できます。

スキンローション&ヘアリンス(兼用)

〔材料と作り方〕

1.小鍋にラベンダーの花穂(蕾)大さじ1とカップ一杯の水を入れ、
時々かき混ぜながら弱火で10分ほど煮出し、ふたをして冷めるまで置きます。

2.1を茶こしなどでこし、ラベンダー液に小さじ一杯のはちみつを入れます。

3.ガラスの容器などに入れて冷蔵庫で保存し、2〜3日で使い切りましょう。

〔使い方〕 

スキンローション

洗顔後コットンにたっぷりと含ませて顔にパッティングするようにつけます。
その後、水でさっとすすいでおきましょう。

【注意事項】

顔に試す前に、腕の内側などの皮膚の柔らかいところにつけて一日ほど置き、
刺激がおきないか、パッチテストしましょう。
安全なハーブでも、個人によってアレルギーを起こすことがあります。

ヘアリンス

洗髪後、髪の毛の水気を軽く拭き取り、ラベンダーのローションをヘアリンス代わりにつけます。

地肌と髪の毛に揉み込むようにつけて5〜10分間おき、その後ぬるま湯ですすぎます。

○ハーブバス

お風呂に花穂を浮かべれば、リラックスするハーブバスに。
デオドラント効果も期待できます。
洗濯用ネットまたは布袋にラベンダーの花穂または蕾を入れ、お湯をはります。

【ハーブバスの基本】

○お湯を張るタイプのお風呂

ハーブを先に浴槽に入れ、最初しばらく熱湯をためてハーブの成分を抽出させてから、
残りの適温の湯を入れるといい。(子供などが熱湯に触れないように注意!)

○ 沸かすタイプのお風呂

早めに入れておき、ハーブの成分を引き出させる。

*お忘れなく!*

ハーブの揮発する精油分が大切なので、準備ができたら速やかにお風呂に入らないと、
アロマセラピー効果が薄れてしまう。

注意事項

ハーブに限らず植物に対して、体質や体調によってアレルギーが起こることがあります。
なるべくパッチテストをしてから、お風呂に入れるようにしましょう。
また、異常を感じたら、すぐに使用をやめましょう。

○ クラフト
ポプリ、リース、押し花などのアロマクラフトにラベンダーは最適。
プレゼントにしても喜ばれます!