caon ハーブ農園「ハーバルライフレシピ」
今月のcaon おすすめハーブ
2008年9,10月
バジル/センテッドゼラニウム
★夏の疲れを癒すバジル/センテッドゼラニウムフェア
特別に暑かった今年の夏、身体もお肌も疲れがたまっているような気がします。9月を迎えて急に涼しくなった気候にとまどい気味の身体のセンサーを正常に戻すためにも、Caonのトリートメントをお試し下さい。
初秋は、バジルとセンテッドゼラニウムのフェアを開催!
身体の外と内から疲れた身体と心をしゃっきりとさせるバジルは、過ぎゆく夏の贈り物。
ホルモンのバランスを整え、季節の変わり目で乱れがちなお肌の調子を整えるセンテッドゼラニウムで、ハーバルなバラの香りで幸せ気分に。
センテッドゼラニウム
広々としたCaonつくば農園に涼しい風が吹き渡るこの季節。夏の終わりにすっきりと刈り取った後の多年草のハーブが、かわいい新芽を芽吹かせています。
バラのような香りのローズゼラニウム、鮮やかなレモンの香りのマーブルグレイゼラニウムなど、センテッドゼラニウム類は露地と温室で生き生きと育っています。
*Caonつくば農園のハーブはすべて無農薬で栽培しています。
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《センテッドゼラニウム》 Scented geranium
学名:Pelargonium spp. /分類:フウロソウ科・テンジクアオイ属/高さ:草丈60〜100cm/ 多年草/開花期:主に3月〜7月/性質:半耐寒性
○センテッドゼラニウムはこんなハーブ○
センテッドとは、「香りのある」という意味。花や葉がゼラニウムに似ていて、枝葉に芳香または個性的な香りがあるためニオイゼラニウムとも呼ばれますが、ペラルゴニウムの仲間です。葉の形や色合いはさまざま。花は、白からピンク、濃いピンク、赤などがあり、どれも可憐で魅力的。
原産地は南アフリカで、17世紀中頃に英国にもたらされ、ビクトリア朝時代、部屋を香らせるために人気が高まりました。ハーブを加えた香りの花束「タッジーマッジー」にも使われます。また、香りを楽しむだけでなく、料理の香り付けやバスハーブにも使え、育てやすく便利なハーブです。代表的な品種はバラの香りのローズゼラニウム。
○センテッドゼラニウムの精油○
19世紀のはじめには、フランスの香料業界が、センテッドゼラニウムの香料としての価値を見いだしました。中でも代表種のローズゼラニウムは、バラと同じ香気成分のゲラニオールを多く含み、高価なローズオイルの代用として、現在でも香水などに広く利用されています。
精油として市販されているのは、代表的品種の、ローズゼラニウムの精油で、枝葉を水蒸気蒸留して得られます。商業的に栽培されている主な産地は、フランスのレユニオン島。
○育て方○
★苗の入手
種子は一般的には、市販されていません。苗を買って、挿し木で増やしましょう。
★苗の植え付け
寒さに弱いので、苗の植え付けは、遅霜の心配がなくなってから。4月下旬以降が安心です。庭土に、腐葉土、堆肥をすき込み、耕したところに植え付けます。なるべく日当たり、風通しがいい場所に植えましょう。
*鉢植えが便利!*
関東より寒い場所では、寒くなる前に鉢上げして、冬越しを室内か温室でする必要があるので、初めから鉢植えにしておくと便利です。
土は花や野菜の土に赤玉土をミックスするだけでもOK!
★上手な育て方
日当たりと風通しの良いところで育てましょう。過湿にすると病気にかかりやすくなるので、水はけの良い土に植え、水を与えすぎないように。生長期には肥料も適宜与えましょう。
《夏越し》
梅雨の雨で過湿になり、またその後の夏の暑さで、枯れることがあります。鉢植えならば、梅雨の間、軒下で育てると安心。
《冬越し》
寒さに弱いので、初霜がおりる前に、室内に取り込みましょう。暖地や、日当たりのいい軒下やベランダならば、室外でも冬越しできる場合があります。
中でも、ローズゼラニウム(P.graveolens)は、寒さに比較的強い品種です。室内に取り込んだ場合冬期でも葉が茂り、3月頃から花も咲き始め、インドアプランツとしても楽しめます。
○ 剪定
余り遅く刈り込むと、翌春花が咲きにくくなりがちです。10月までに軽く刈り込んでおきましょう。
○挿し木
小玉の赤玉土を素焼き鉢に入れて水で十分に湿らせた「挿し床」を用意。10〜15cm程度の若い枝を「挿し穂」にします。下葉を取り除き、斜めに挿し、根元をしっかりと手で押さえて。直射日光の当たらない涼しい場所に鉢を置いておくと2、3週間で発根します。水を与えすぎないのがこつ。
新芽がでてきたら成功!1〜2本ずつ、鉢に植え替えをしましょう。
*挿し穂にする枝は、水揚げする必要はありません。
★ センテッドゼラニウムの病害虫
センテッドゼラニウムは病気にかかりにくく、害虫の被害も受けにくい、育てやすいハーブです。加湿になると、カビが原因の病気になることがあるので、花が咲き終わった後の花がら摘みをまめにして、病気を防ぎましょう。
◎収穫・保存
○収穫
生葉を使う場合は、その都度必要なだけ枝ごと切り取ります。
梅雨時に蒸れて株が弱りがちなので、梅雨前に剪定を兼ねて収穫しましょう。
枝ぶりを整えるように、深めに剪定します。
○保存
乾燥させる場合は、乾燥しにくいので、葉は枝からはずしてざるなどに広げて乾かします。
○さまざまな利用法○
【食べる】
○ ハーブティー
ハーブティーには、センテッドゼラニウムそのもの単独ではなく、他のハーブに香りを添える程度の量をブレンドしましょう。
○ 飲み物などのフレーバーに
生葉は、ティー、ジャム、ゼリーなどの香り付けに使えます。葉そのものはおいしくないので、香りを移した後は取り除くといいでしょう。
○ お菓子
葉をケーキを焼くときにケーキ型の底に敷くと、香りが移ってすばらしい香りのケーキになります。細かく刻んで生地に練り込んでもOK。
○ 花も食べる
花はサラダやデザートに生のまま添えるとかわいい。
*注意* 食品の香り付けにほとんどの種類が利用できますが、レモンゼラニウムの仲間、Pelargonium crispumsは、食用に向かないという説もあります。
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*簡単レシピ*
ローズゼラニウムと紅茶のブレンド2
紅茶をいれるときに、ローズゼラニウムの生葉を1カップにつき、1〜2枚加えます。ほんのりハーバルなローズの香りでゴージャスな気分!
ローズゼラニウムハニー
《作り方》
1. 約1/2〜1カップ分のローズゼラニウムの生葉は、洗って水気をよく拭きとる。
2, きれいに洗ったガラス瓶(ジャムの空き瓶など)に1の葉を入れ、はちみつを、葉をすっかりおおうだけの量(ひたひた)入れる。
3.1週間ほどおくと香りが移っておいしいローズゼラニウムの香りのはちみつになる。中の葉を取り出して冷蔵庫で保存する。
《使い方》
・ケーキ、バニラアイスクリーム、ヨーグルトにかけてもおいしい!
・紅茶に入れてローズ紅茶に。
・炭酸と割ってローズハニーソーダ。
・焼酎などのアルコールに加えてローズリキュール風なカクテルに。
【作る】
乾燥葉のサシェ(香りの小袋)
・乾燥させた葉は色が悪くなってしまいますが、香りは残るのでサシェに。下着の引き出しに入れたり、外出時にバッグに入れて持って出て、時々香りを楽しんだり。
・手作りの香りのサシェは、プレゼントに添えるととても喜ばれます!
香りのクッション
・たくさん収穫できたら、クッションの詰め物にするといい香り。クッションには、乾燥葉を不織布のお茶パックなどに入れて、化繊綿とともに詰めます。
【くつろぐ・きれいになる】
センテッドゼラニウムのフットバス
・足の入る大きさの容器に適温のお湯をはり、センテッドゼラニウムの生葉(ない場合は乾燥葉)を入れてしばらくおいて香りを引き出します。
*こうすれば効果的!
フットバスに使う場合は、足下で香りを感じにくいのと、皮膚に触れる部分がすくないので、パワーを高めるために、軽く鍋で煮出した液を、適温に冷ましたものを使うと効果的です。直前に新しい葉を浮かべて、雰囲気も演出。
センテッドゼラニウムのハーブバス
・ 生のセンテッドゼラニウムの葉や花をお風呂に浮かべ、香りを楽しむ。生がない場合は、乾燥した葉を袋に詰めて浮かべましょう。フットバスと同様、煮出した液を加えるとより効果的です。
*バリエーション*
・ 牛乳や、ビネガー、はちみつ、ワインを加えれば、美肌効果も高まり、リッチな感触。フットバスにも応用できます。
注意事項
ハーブに限らず植物に対して、体質や体調によってアレルギーが起こることがあります。肌が敏感な方は、なるべくパッチテストをしてから、お風呂に入れるようにしましょう(煮出し液を腕の内側などにつけて一日おき、刺激がおきないかチェック)。また、異常を感じたら、すぐに使用をやめましょう。
バジル
バジル
Caonつくば農園は、多年草のハーブを中心にしたコテージガーデン風のナチュラルなガーデンです。 Caonのサロンで利用するハーブを含め、便利なハーブ、かわいいハーブがたくさん!
お料理用の一年草ハーブは少ないですが、バジルは毎年定番で育てています。甘くスパイシーな香りは、夏の疲れを癒してくれそう。サロンにエキゾチックな香りが広がります。
*Caonつくば農園のハーブはすべて無農薬で栽培しています。
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《バジル》Basil
別名:メボウキ(和)バジリコ(伊)/学名:Ocimum basilicum/分類:シソ科/高さ:40~50cm/一年草または多年草/開花期: 7月〜10月/性質:非耐寒性
○バジルはこんなハーブ○
スパイシーで甘みのある香りが万人に愛され、食用ハーブの中で人気ナンバーワンのバジル。近年のようにいろいろな種類のハーブが広まる前からイタリア料理のパスタや前菜に使われてきました。イタリア料理に欠かせない一般的なスイートバジルの他に、赤紫の葉色が美しいダークオパールバジルや、ルビンバジル、タイ料理に使われるタイバジル、レモンの香りがさわやかなレモンバジル、細かい葉がブッシュ状に茂るブッシュバジルなどがあります。以上は一年草ですが、アフリカンブルー・バジルなど多年草の種類もあります。
バジルは、オリーブオイル、チーズ、トマト、ナス、にんにくとよく合い、独特の香りとピリッとした風味で肉や魚をおいしくします。バジルを使った料理を食べると、オイルをたくさん使っていても、胃もたれがしにくいようです。なぜなら、バジルの葉には、消化促進、抗菌作用があるからです。
また薬用としては、葉の汁を肌にこすりつけると、虫さされのかゆみ止めと蚊よけになります。生の葉に熱湯を注いで蒸気をたて吸入すると、頭痛を和らげる作用も知られています。
○バジルの精油○
甘くスパイシーな香りの精油で、神経の強壮になり、感覚を鋭敏にし、集中力を高めるとされます。また、虫に刺されたときの不快な症状を改善することも知られています。妊娠中の使用は避けましょう。
○育て方○
○種まき
バジルは1年草で1年で枯れてしまうし、簡単に発芽して育てやすいので、種をまいて育てる方が経済的です。
発芽適温が高いので春、ソメイヨシノの散った後ぐらいに種をまきます。発芽が揃ったら、丈夫な芽を残すように間引くのをくり返し、最終的に15センチほどの株間を空けましょう。間引いた芽や苗は料理に使えます。
○苗の植え付け
種まきが苦手ならば、苗を植えるのが一番簡単。買ってきた苗でも、種から育てた苗でも、屋外への定植は5月に入って遅霜の心配がなくなってから、日当たりのいい場所に。ふかふかとして柔らかく、肥沃で水はけの良い土に、有機配合肥料などの元肥を埋め込んで定植。2週間に1回ほど液肥を与えましょう。
★上手な育て方
栽培環境は、とにかく日当たり重視で。日陰や室内では、なかなか株が健康に育ちません。
*肥料
バジルは主に柔らかい葉を食べる草本ハーブなので、肥料は有機肥料の液肥を施したり、油かすなどを根元に埋め込むといいでしょう。
*摘心
20㎝ぐらいに育ったら、葉を4〜5枚残して摘心(新芽の部分を摘み取ること)しましょう。摘心したところから枝分かれして、がっしりとした株に育ちます。
《夏越し》
東南アジア原産なので夏は得意。水切れに気を付けましょう。
《冬越し》
1年草なので、秋に枯れてしまいます。アフリカンブルーバジルは多年草ですが、寒さに弱いので室内に取り込見ましょう。
*収穫期間は花を咲かせないで*
花が咲いて種をつけると一年草のサイクルを終えて枯れてしまうので、収穫を続けるためには花を咲かせないのがポイントです。
○剪定
花芽があがってきたら、収穫を兼ねて株を1/3くらいの高さに刈り込み、新しい枝を出させるようにすると、長期間収穫できます。
葉だけを摘んでいると、バランスが悪くなってしまい、早く枯れてしまいます。
○挿し木
生長期には枝先を、水を入れたコップに生けておくだけで一週間ほどしたら根が生えてくる。根が出てきたら鉢やプランター、庭に定植。
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★ バジルの病害虫
室内で越冬できる観賞用のアフリカンブルーバジル以外は一年草として扱い、花が咲いて株が枯れたら抜き取ります。アフリカンブルーバジルは室内で越冬させましょう。
軟腐病にかかる事があります。突然バジルの枝先がしおれて腐ったようになってしまったら、病気を疑って。その場合は苗を抜き取って生ゴミとして捨てるか焼き捨てます。プランターの土も替えなければなりません。
◎収穫・保存
○収穫
とにかく深めに収穫を続けるのが、元気に育てるコツです。
○保存
• バジルの葉は乾燥保存に向きません。
オリーブオイル、ニンニク、松の実、塩と一緒にミキサーにかけて、「バジルペースト」を作り、瓶に入れて冷凍保存すれば、一年中バジルの料理が楽しめます。
• 質感は変わってしまいますが、葉を洗ってジッパー袋に入れ、冷凍保存しても香りは保てるので、炒め物、スープ、煮込みなどに便利。
・葉のオイル漬けも便利。香りのついたオイルはバジルオイルとして使えます。
○さまざまな利用法○
【食べる】
○ ハーブティー
・レモングラスやミントとブレンドしてハーブティーにすると、すきっとした味わい。元気の出るハーブティーです。
○ お菓子
・クッキーやケーキに焼き込むと意外なおいしさ!
○料理に
• 魚介やベーコン、にんにく、トマトなどとパスタに。
• 豚肉や牛肉の薄切り肉で巻いて、フライパンで焼くバジルロールに。
• トマトとモッツァレラチーズではさみ、塩・こしょうしてオリーブオイルをかけるイタリアンな前菜に。
• バジルペーストをさまざまな料理のアクセントに。そうめんのつゆに加えても意外なおいしさ!。
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*簡単レシピ*
■ 材料(約200mlのガラス瓶)
• バジルの葉 ・・・約20枚
• オリーブオイル ・・・100ml〜150ml
• とうがらし(タカノツメ) ・・・1個
【作り方】
1 バジルの葉は水でさっと洗い、水気をよくふき取る。
2 きれいに洗って熱湯で消毒した瓶に1を入れ、オリーブオイルを瓶の口まで注ぐ。
3 タカノツメを入れて瓶を密閉する。
*保存は冷蔵庫で。オイルを使って量が減り、中のバジルが空気に触れるとカビが生えるので、バジルも一緒に利用して。約2週間以内に使い切りましょう。
<バジルの葉のオイル漬けを使った応用料理>
【材料と作り方】
1 ホタテ貝は薄切りにして、皿に並べ、塩こしょうを振りかける。
2 キュウリを皮ごとすり下ろし、塩こしょう、砂糖、リンゴ酢(または米酢など)で味をつけソースに。
3 1に、2のソースをところどころにかける。
4 3の全体に、バジルの葉のオイル漬けでできたバジルオイルを振りかける。
5 生またはオイル漬けの、バジルの葉をあしらってできあがり。
【くつろぐ・きれいになる】
バジルのフットバス
・足の入る大きさの容器に適温のお湯をはり、バジルの生葉を入れてすぐに足をいれましょう。
*バジルは色が変わりやすい
バジルの葉はお湯に入れるとすぐに色が黒っぽく変色するので、お湯に入れたらすぐにフットバスを始めましょう。
*バリエーション*
・ペパーミント、レモングラス、マウンテンミントなどとよく合います。ブレンドすることでバジルの香りも引き出され、すっきり感も増します。
・同様に、フェイシャルスチームもできます。油性肌、にきびのできやすい肌に効果的。
注意事項
ハーブに限らず植物に対して、体質や体調によってアレルギーが起こることがあります。肌が敏感な方は、なるべくパッチテストをしてから、お風呂に入れるようにしましょう(煮出し液を腕の内側などにつけて一日おき、刺激がおきないかチェック)。また、異常を感じたら、すぐに使用をやめましょう。
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執筆:榊田 千佳子
ジャパン・英国ハーブソサエティ会員
上智大学外国語学部卒業。米国留学中にハーブと出会い、現在自宅にて200種ほどのハーブを育て、ハーブの楽しみ方を講演、教室等で提案する。著書:「アロマな毎日~あたらしい自分を見つけるとっておきの7days~」(角川書店)。「ちょっと気ままなハーブのはなし」(誠文堂新光社)共著に、「ハーブ スパイス館」(小学館)など。S&B食品のハーブ専門サイト「とっておきのハーブ生活」を制作・監修中。


