caon ハーブ農園「ハーバルライフレシピ」
今月のCaon おすすめハーブ
2008年11,12月
ゆず/ローズマリー
★寒さに負けない!
ローズマリー&柚子フェア
冬に向けてcaonのサロンでは、ローズマリー&柚子フェアを開催!
どこか懐かしいさわやかな香りで疲れを遠くに取り去ってくれる柚子と、皮膚を引き締め、若々しくよみがえらせるローズマリー。温かいサロンの中で、ゆっくりとお楽しみ下さい。
柚子
柚子の実が色づいてきました!
caonつくば農園では、古くからある柚子の樹に、黄金色の果実がたわわに実ります。つくばの肥沃な土地で、無農薬で育った貴重な柚子の、懐かしくふくよかな香りをお楽しみ下さい。
*caonつくば農園のハーブはすべて無農薬で栽培しています。
《ゆず(柚子)》 Yuzu
学名:Citrus jumos
分類:ミカン科 ミカン属
樹高:約2〜6m/常緑樹
開花期:5〜6月/性質:耐寒性
○柚子(ゆず)はこんなハーブ○
古くから日本に伝わり、和食に繊細な風味を添える香味料として親しまれてきた柚子。ミカン科の常緑樹で、黄金色の分厚い果皮に含まれる精油には柚子独特の香りがあります。
〈食用に〉
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煮物やお吸い物、お浸しなどに果皮を刻んで添えるほか、さわやかな酸味の果汁を食用酢がわりに使います。ビタミンCとクエン酸を豊富に含みます。
〈柚子湯〉
冬至に香り高い柚子湯に入ると風邪をひかないといわれ、柚子の実を浮かべたお風呂は日本の冬の風物詩として愛されてきました。
果皮の成分は、疲労回復、肩こり、腰痛などにも良いとされます。ただし、子供や肌の弱い人には、ちくちくと刺激になることもあるので注意しましょう。実を湯の中でもまずに、そっと浮かべるだけでもいい香りです。
〈花茶〉
初夏に咲く花は、ネロリ精油によく似たすばらしい香りがするので、緑茶や中国茶に2〜3輪浮かべて花茶として楽しみましょう。
○柚子の精油○
アロマテラピーで使用されるレモン・オレンジ・グレープフルーツなどの柑橘系の精油のように、国産の柚子精油も市販されるようになりました。抽出方法は、圧搾法と水蒸気蒸留法の2種類あり、香りのタイプも変わるようです。
ただし、どれほど高品質の精油でも、本物の柚子の果皮の香りには及びません。柚子の季節はぜひ、本物でトリートメントを楽しみましょう。
*柚子の精油をマッサージオイルや入浴等で使用した後日光に当たったとき、皮膚炎を起こす可能性があるので、日光に直接当たるのを避けるようにしましょう。
○育て方○
★苗の入手
ある程度大きく育った苗を植えるのが一番簡単。柚子は一般に結実に5〜6年以上かかりますが、カラタチなどに接ぎ木した苗を購入し、鉢植えにすると結実が早まります。定植は、3〜4月に、日当たりと水はけの良い場所に。
○土と肥料
植え付ける土は水はけの良い土作りを。花の土、野菜の土に赤玉土と腐葉土を混ぜ込むだけでもOK。
苗の定植時に有機配合肥料などの元肥を土に埋め込んでおきましょう。肥料は、カリやリン酸の多いものを施すと実つきが良くなります。
花が咲いた後、実がなった後には追肥を施しましょう。
○日当たり
日当たり、風通し、水はけのいい場所を選ぶことが大切なポイントです。
★上手な育て方
《水やり》
鉢植えの水やりは、土がすっかり乾いてから十分に。土に赤玉土やパーライトを混ぜて水はけをよくすると丈夫に育ちます。
《夏越し》
柚子は夏の暑さと湿気に弱く、過湿にすると病気にかかりやすくなります。水はけの良い土に植え、水を与えすぎないように。また、日当たりが悪いと、実がつきにくくなります。
《冬越し》
東北地方ぐらいの寒さまでは、冬越しの心配はいりません。株元に腐葉土や敷きわらなどで防寒のマルチをしたりすればより安心です。それ以北の地域では鉢植えにして、鉢を日当たりのよい軒下や室内または温室に移動するといいでしょう。
○ 繁殖
繁殖は挿し木で。10〜15cm程度の若い枝を挿し穂に。下葉を取り除き、小玉の赤玉土を湿らせた挿し床に斜めに挿し、しっかり手で押さえておく。直射日光の当たらない涼しい場所に鉢を置いておくと2、3週間で発根します。水を与えすぎないのがコツ。その後、鉢に植え替えをしましょう。
* ただし、挿し木の場合、結実まで年月がかかります。
★ 柚子の病害虫
アゲハが卵を産み、幼虫がつきやすいので、見つけ次第取りのぞきましょう。
◎収穫・保存
○収穫
青柚・・・8月頃から摘果を兼ねて未熟な緑の実を収穫。果皮を削って料理の香り付けに。
黄柚子・・・10〜12月頃には黄色く成熟するので、果皮を料理の薬味に、果汁は鍋物・酢の物などに利用。
葉・・・葉が元気な時期に随時とって使う。お風呂に入れる。
○保存
収穫した実はよく洗って、冷蔵庫の野菜室で保存。長期保存は、丸ごとフリーザーバッグなどで冷凍。利用するときは、凍ったまま果皮をそぎ取り、吸い物の香り付けなどに。
または、果汁を絞り、フリーザーバッグに入れて平らに凍らせ、必要なだけ折り取って使う。
*簡単レシピ*
ゆずと緑茶のブレンド2
緑茶をいれるときに、ゆずの果皮(2cm角程度)をを1カップにつき、1〜2枚加えます。ほんのりゆずの香りで新鮮な味わい。
ゆずの果皮の即席柚子茶
鍋物などで果汁をしぼった後の柚子を利用。
果皮の白い部分も一緒にせん切りにして、同量程度のきび砂糖で煮込むだけ。ガラス瓶に入れて冷蔵庫で保存。
カップに適量入れて、熱湯を注けば、柚子茶に!
【作る】
【くつろぐ・きれいになる】
* 柚子のハーブバス、フットバス*
・ 生の柚子の果皮または葉をお風呂に浮かべ、香りを楽しむ。柚子の乾燥した果皮は香りが薄れてしまいますが、葉は乾燥したものを袋に詰めて浮かべて使うこともできます。
!注意!
柚子の枝には鋭いとげがあるので、ハーブバスにする場合は、葉のみを使いましょう。果実を収穫するときも、とげに注意を!
柚子の果皮の精油分が肌を刺激してちくちくとする場合があります。肌の弱い方はご注意を。その場合は、フットバスで使うなど工夫しましょう。
注意事項
ハーブに限らず植物に対して、体質や体調によってアレルギーが起こることがあります。肌が敏感な方は、なるべくパッチテストをしてから、お風呂に入れるようにしましょう(煮出し液を腕の内側などにつけて一日おき、刺激がおきないかチェック)。また、異常を感じたら、すぐに使用をやめましょう。
すぐに使用をやめましょう。
冬を迎えるCaonつくば農園。11月頃からは、ほとんどのハーブの地上部が枯れてしまいますが、ローズマリーは元気いっぱい!ちらほらと海のしずくのような花を咲かせながら、冬いっぱい大活躍です。
*Caonつくば農園のハーブはすべて無農薬で栽培しています。
《ローズマリー》
学名:Rosmarinus officinalis
分類:シソ科・マンネンロウ属
高さ:60cm〜120cm/小低木
開花期:不定期(秋〜春が多い)/性質:半耐寒性
● ローズマリーはこんなハーブ
〈若返りのハーブ〉
若さを保つハーブとして知られるローズマリー、ヨーロッパでは古くから薬草として尊ばれ、近年では強い抗酸化作用が注目を集めています。強壮作用があり、血液の循環を促し、消化も助けるとされています。
〈魔除けのハーブ〉
ヨーロッパでは、いつまでも残る香りの強さから永遠性のイメージを持ち、結婚式や弔いなど様々な儀式に使われてきました。
クリスマスには、魔よけになる樹として、月桂樹やヒイラギとともに家々の柱や玄関に飾られました。マリアさまのハーブとしても愛されています。
〈美容にも〉
ローズマリーを使った化粧水ハンガリーウォ—ターは香水の始まりとしても有名。すきっとした針葉樹のような香りが脳の働きを高めるとされ、記憶力を強めるハーブとも言われます。
ローズマリーの育て方
★苗の植え付け
苗を植えるのが一番簡単。 苗の定植時に有機配合肥料などの元肥を土に埋め込んでおく。赤玉土を中心に腐葉土、バーミキュライトなどを混合し、水はけの良い土作りを。日当たりと水はけの良い場所に植えましょう。
◎ 上手な育て方
* 鉢植え
花や野菜の土に赤玉土をミックスするだけでもOK!
寒冷地の場合は、冬季に室内に取り込んだりすることを考えると、鉢植えが便利です。
* 庭植
庭土に、腐葉土、堆肥をすき込み、耕したところに植え付けます。日当たり、風通しは必要条件です。
水はけさえよければ、たいてい健康に育ちます。
《水やり》
鉢植えの水やりは、土がすっかり乾いてから十分に。
《夏越し》
梅雨や秋の長雨の前に混み合った枝を剪定すると枯れにくくなります→刈り込みすぎると株が弱ります。
《冬越し》
暖かい地域ならば冬越しの心配はいりません。それ以外の地域は、庭植の場合は株元に腐葉土や敷きわらなどで防寒のマルチをすると安心。寒さの厳しいところでは、鉢を日当たりのよい軒下や室内または温室に移動するといいでしょう。
○ 剪定
開花後に軽く刈り込んでおきましょう。ただし、強く刈り込みすぎると、枯れてしまうことがあります。
○ 繁殖
繁殖は挿し木で。10〜15cm程度の若い枝を挿し穂に。下葉を取り除き、小玉の赤玉土を湿らせた挿し床に挿し、しっかり手で押さえておく。直射日光の当たらない涼しい場所に鉢を置いておくと2〜3週間で発根します。水を与えすぎないのがコツ。
その後、鉢に植え替えをしましょう。
* 挿し穂にする枝は、水揚げしておきましょう。
★ ローズマリーの病害虫
ローズマリーは病気にかかりにくく、害虫の被害も受けにくい育てやすいハーブです。時々、カイガラ虫がつくことがあります。風通し、水はけに気をつけ、日当たりのいい場所で育てましょう。
◎収穫・保存
○収穫
生葉を使う場合は、その都度必要なだけ枝ごと切り取ります。
梅雨時に蒸れて株が弱りがちなので、梅雨前に剪定して収穫しましょう。枝ぶりを整えるように、軽く剪定します。
○保存
乾燥させる場合は、葉を枝からはずしてざるなどに広げて乾かします。小枝のまま乾燥させてもすぐに乾きます。
◎ 利用法
【食べる】
・スープ、カレーなど煮込み料理に1〜2枝入れて香りをプラス。
・ ハーブオイル:オリーブオイルにローズマリーの枝先を漬け込んで、オイルに香りを移す
・ 天ぷらや素揚げにして、肉料理にトッピング。
*ハーブティー*
ローズマリーのハーブティーは、循環を促し、風邪、頭痛、消化不良などを軽減するとされます。
*薬効が強いので、過度な飲用は避け、妊娠中は飲まないようにしましょう。高血圧の人も飲用を避けましょう。
(作り方)
カップ一杯のハーブティーに、乾燥葉ならひとつまみ。生なら小さじ1杯ぐらいが適当です。紅茶のように5分ほど蒸らして飲みます。
ローズマリーだけで飲むよりも、ミントやレモングラス、レモンバームなどとブレンドして飲むとおいしく、効き目もマイルドになります。
【作る】
○ キッチンリース
生の枝ごとリースにして、飾りながら乾かす。キッチンに飾って葉をちぎって使って。
○ ナプキンホルダー
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ローズマリーの生の枝を丸めて、ナプキンホルダーに。いい香り!
ナイフレストや箸置きにも。
【くつろぐ・きれいになる】
●リンゴ酢に枝先を1ヶ月以上漬ける
(300mlの米酢またはリンゴ酢に8〜10枝)
ドレッシングなどに最適ですが、薄めたものをヘアーリンスにしたり、お風呂に入れても効果的。葉には殺菌・抗酸化作用があり、濃い浸出液をシャンプー後のリンスに使うと、ふけを防ぎ髪の毛を健康でつややかにするのに役立ちます。
* ローズマリーのハーブバス*
・ 生のローズマリーの枝葉をお風呂に浮かべ、香りを楽しむ。生がない場合は、乾燥した葉を袋に詰めて浮かべましょう。
*注意事項*
血圧を上昇させる作用があるので、高血圧の方は、ぬるめのお湯で少量を使うなど、気をつけることをおすすめします。
*フットバス*
・フットバスに使う場合は、足下で香りを感じにくいのと、皮膚に触れる部分がすくないので、パワーを高めるために、軽く鍋で煮出して、適温に冷ましたものを使うとより効果的。
《プラスα》
・ 牛乳や、ビネガー、はちみつ、ワインを加えれば、美肌効果も高まり、リッチな感触。
注意事項
ハーブに限らず植物に対して、体質や体調によってアレルギーが起こることがあります。肌が敏感な方は、なるべくパッチテストをしてから、お風呂に入れるようにしましょう(煮出し液を腕の内側などにつけて一日おき、刺激がおきないかチェック)。また、異常を感じたら、すぐに使用をやめましょう。
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執筆:榊田 千佳子
ジャパン・英国ハーブソサエティ会員
上智大学外国語学部卒業。米国留学中にハーブと出会い、現在自宅にて200種ほどのハーブを育て、ハーブの楽しみ方を講演、教室等で提案する。著書:「アロマな毎日~あたらしい自分を見つけるとっておきの7days~」(角川書店)。「ちょっと気ままなハーブのはなし」(誠文堂新光社)共著に、「ハーブ スパイス館」(小学館)など。S&B食品のハーブ専門サイト「とっておきのハーブ生活」を制作・監修中。