アロマテラピーサロン/カオン

Herbal Therapy Salon
カオン(成城・豊洲)
カオン筑波ハーブ農園にて育まれたハーブを、ハーブマスクやハーブバス、フレッシュハーブティーなどでお客様にお楽しみ頂いております。
www.caon.jp

リフレクソロジーサロン/セレブステップ

Hibrid Reflexology Salon
セレブステップ 銀座
セラピストの洗練された施術と空間との調和を感じながら心と身体を優しく癒す事ができます。
www.celebstep.com

リフレクソロジースクール/銀座ヒーリングアカデミー

銀座ヒーリングアカデミー
銀座
アロマセラピー、ハイブリッド・リフレクソロジー、ハーブ、SPAセラピーなどハーバルセラピー/自然療法全体を学ぶ事ができるスクール。
www.foot-body.com

September 3, 2009

カオンつくばハーブ農園長からブログ移行のお知らせ

みなさんいつもカオン成城、豊洲、銀座ヒーリングアカデミーをご利用いただきまして、

ありがとうございます。

これから、カオンつくばハーブ農園の模様をリアルタイムにお伝えして

いきたいと思いますので、下記のブログへの移行をお願い致します。

⇒カオンつくばハーブ農園の最新情報ブログはこちらから

January 7, 2007

ハーブの物語 No.3

ハーブに関わることには、何でも興味津々の私。
ハーブ関連の書籍もいつの間にか、かなりの数になっていました。
そこで、そんな書籍の紹介も兼ね、さまざまなハーブの物語を抜粋し、私の感想や独り言も加えて、お届けします。

第2回

出典:
『香りの百花譜』
熊井明子著/主婦の友社刊  1991年

 エッセイストの熊井明子さんは、読書を通じてポプリに出合い、以来研究と実践を重ねて、日本にはじめてポプリを紹介された方。その著書は、どれも豊かな感性に満ち、文章の端々から、芳香が漂ってくるようです。
 生まれ育った長野県松本市の自然のなかで培った経験と、その後、世界中で触れてかいだ草木の香り。それを、熊井さんの深い知識と自由なイマジネーションでつないでいく、本書は、「香り」「植物」「人間」が好きな人なら、きっと心に響くことでしょう。

 ヒヤシンス、スミレ、クローバーなどが香る春の園、バラいっぱいのロウズ・ガーデン、カーネーション、スイレンなどの夏の園、ミント、ラヴェンダー、フェンネルなどのハーブ・ガーデン、キンモクセイ、キクなど、秋の園、匂いゼラニウム、スイセンと冬の園。 四季折々の香りの記憶をたどる内容となっています。

* ****

本書より:〈 〉内は引用

《カモマイル》


〈林檎とカモマイルの香りも、後者にギリシャ人が「地面の林檎」の別名をつけたくらい、似かよっている。ただし、乾燥後の一重のカモマイルは菊の香りが混じり、八重の花の方が、林檎に近い感じがする〉

 カモマイルがリンゴの香り、とは良くいわれますが、ほんとうにそれを実感したのは、ローマンカモマイルの生花の香りをかいだときでした。
 熊井さんは、本書で、自分が見て感じたままの感想を述べているので、時に一般に聞き慣れてるいるものと違うこともあり、それが、とても新鮮です。私も、実際に見て触れてかいでみることを大事にしようと思うきっかけとなりました。

〈カモマイルは、日本薬局方ではカミツレと呼ばれている。これはカミッレを表記したとき昔はつまる音の「ツ」を小さく書かなかったためにカミツレとなり、いつか読み方もカミツレとなって現在に至っているようだ。〉

 これも、目からうろこの一節でした。なるほど、と納得。このような、他の本ではみられないような、熊井先生の見識と、文学作品を通しての花の香りの記述が、とても興味深く、大好きな本です。


【随想】 

 一番好きなハーブは?と聞かれると、カモマイルと答えることが多いです。その時どき、変わったりもするけれど、わたしにとって、一番必要なハーブです。
 無人島に、一種類のハーブしか持っていけないなら、迷わずカモマイル。なぜなら、今回バスタイムでご紹介しているように、ティーにすれば、胃腸にいいし、身体を温めるし、リラックス作用も。そのティーはフェイシャルローションやヘアリンスになるから、無人島で役立つし。そして、なにより、かわいいので、心をなぐさめてくれそう。
 一年草のカモマイルは、春から夏にかけてたくさんの花をつけた後、枯れてしまいますが、すぐに抜き取ってしまわずに、こぼれ種を落としておけば、次の年も、その次の年も芽吹いて、かわいい花を咲かせてくれます。
 
 いじらしくて、たくましくて、役にたって、かわいいカモマイル。カモマイルのような女性になりたいなあ、と思いながら、花を摘んでいます。
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sakakida.jpg執筆:榊田 千佳子
ジャパン・英国ハーブソサエティ会員
上智大学外国語学部卒業。米国留学中にハーブと出会い、現在自宅にて200種ほどのハーブを育て、ハーブの楽しみ方を講演、教室等で提案する。著書:「アロマな毎日~あたらしい自分を見つけるとっておきの7days~」(角川書店)。「ちょっと気ままなハーブのはなし」(誠文堂新光社)共著に、「ハーブ スパイス館」(小学館)など。S&B食品のハーブ専門サイト「とっておきのハーブ生活」を制作・監修中。

December 8, 2006

ハーブの物語 No.2

ハーブに関わることには、何でも興味津々の私。
ハーブ関連の書籍もいつの間にか、かなりの数になっていました。
そこで、そんな書籍の紹介も兼ね、さまざまなハーブの物語を抜粋し、私の感想や独り言も加えて、お届けします。

第2回

出典:
『ハーブ歳時記』
北野佐久子著/八坂書房刊  1990年

人の暮らしに役立つ植物ハーブが、世界中でどのように暮らしと行事に関わってきたか。ハーブが、主に西洋の歴史や歳事の中に深く根ざしている例を、1月から12月まで、月ごとの行事と共に紹介しています。
英国でハーブを学んだ著者は、料理研究家でもあり、文学にも造詣が深いようです。シェークスピアの作品や、ヨーロッパの詩歌にあらわれるハーブについての記述も多く、キリスト教など宗教とのつながりもしっかりととらえています。そして何より、著者のハーブに対する愛情と尊敬の気持ちが伝わってきます。
ハーブを知ることによってその国の文化、民俗に興味が広がり、また、各国の文化を語るとき、ハーブを抜きにして語ることはできません。ハーブの言い伝えを知る読み物としても面白く、辞典としても役立つ貴重な一冊です。


*****
本書より:〈 〉内は引用
結婚のハーブーーーローズマリー
〈ローズマリーは、結婚と弔い、つまりは人生の始まりと終わりを告げる儀式に他のどのハーブよりも重要な意味をもって古くから使われてきた〉
〈ローズマリーはその枝を切りとった後もいつまでもその葉が緑色のままで、香りも長く残ることから結婚式ではその香りが「愛における貞節」のシンボルとされてきた〉

ローズマリーがイギリスで結婚式にちなんだハーブとして使われた例として、16世紀頃までイギリスの田舎で「花嫁のベッドをローズマリーの枝で敷きつめる」というのが紹介されています。
疫病が流行した時代でもあり、ローズマリーの殺菌力で、花嫁を疫病から守るという意味合いもあったようですが、どれほど素晴らしい香りだったでしょうか。
花嫁と花婿が歩く道に香りのよい花やハーブを撒いておく「ブライダルストローイング」にも、ローズマリーが使われたそうです。

ローズマリーは、その言葉の持つ清純なイメージと、科学的にも証明された優れた薬効、抗酸化作用、殺菌力、消臭効果などと共に、現代でも人気のハーブ。そのハーブが、なんと紀元1世紀にすでに古代ローマの医師、ディオスコリデスが、その薬効を示しているということ!
その他、ハンガリーのエリザベス女王のために作られた、ローズマリーをを使った化粧水「ハンガリー・ウォーター」のおかげで美貌と若さを保った女王が、77歳になってもポーランドの王様に求婚されたエピソードなど、興味深い記述が満載です。


【随想】 

地中海沿岸が原産のローズマリー、故郷の気候は日本と大きく異なります。「冬でも比較的暖かく、夏でも湿気が少なく涼しい」という夢のような気候が、地中海沿岸性気候。日本の夏の蒸し暑さと冬の寒さが、ローズマリーにとっては厳しいはず。実際、原産地が同じラベンダーやセージ、タイムなどは、日本の夏をいかに快適に過ごさせるかが、栽培の一大ポイントです。
ところが、なぜかローズマリーは、私の住む、多分日本一蒸し暑い京都の夏も難なく越し、京の底冷えも乗り切り、元気に育っています。鉢植えにしたものも、2年間植え替えをしない間に、鉢底からしっかりと根を下ろし、今では、植え替え不可能状態に。

そんなローズマリーにも、私が20年近く育ててきたなかで、二つの大きな弱点があります。
ひとつは、根ぐされをおこすと、枯れこんできて、あっという間に枯れてしまうこと。この根ぐされは、主に水はけが悪くなったことから起こります。水に浸されることで、根が酸素不足に陥り、腐ってしまうようです。地植の場合は、植え付ける場所、土作り、日当たりに注意。鉢植えなら、素焼き鉢に水はけの良い土で植え付ければOK.
もう一つは、「蟻の王国」にされてしまうこと。これはベランダなどに置かれている場合は大丈夫ですが、私は庭に直接置いていたので、いつの間にか蟻が、根の間に大帝国を築いてしまっていたのです。
そうなるとローズマリーは徐々に元気がなくなり、心配している私をよそに枯れてしまいます。鉢植えを地面に置くときは、必ず煉瓦やブロックなど鉢の下においておきましょう。


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sakakida.jpg執筆:榊田 千佳子
ジャパン・英国ハーブソサエティ会員
上智大学外国語学部卒業。米国留学中にハーブと出会い、現在自宅にて200種ほどのハーブを育て、ハーブの楽しみ方を講演、教室等で提案する。著書:「アロマな毎日~あたらしい自分を見つけるとっておきの7days~」(角川書店)。「ちょっと気ままなハーブのはなし」(誠文堂新光社)共著に、「ハーブ スパイス館」(小学館)など。S&B食品のハーブ専門サイト「とっておきのハーブ生活」を制作・監修中。

November 8, 2006

ハーブの物語 No.1

ハーブに関わることには、何でも興味津々の私。
ハーブ関連の書籍もいつの間にか、かなりの数になっていました。
そこで、これから、そんな書籍の紹介も兼ね、さまざまなハーブの物語を抜粋し、私の感想や独り言も加えて、お届けします。

第一回

出典:
『花精伝説』
Lizzie Deas (L.ディーズ)著/吉富久夫訳
八坂書房刊  1992年

【香り高く花ひらく  美しい説話の饗宴】
バラ、ユリ、スミレ、アザミ、ケシ、アネモネ、スイセン、アイリス、チューリップなど、48種の美しい花々にまつわる世界の神話・民話・伝承の数々を、香気高く豊かに語る、珠玉の伝説集。(本書帯より)

*****

ハーブも多く含まれる花々にまつわる話しを、聖書やギリシャ神話、文学、詩歌などにも触れて豊かに伝える本です。
実用的な面ばかりが強調されがちなハーブの、ロマンチックな側面や、神秘的な面を知ることができてうれしい。
香りのある花々も、多く取り上げています。

*****


『ギンバイカ』(マートル)Myrtle

〈バラと同じくギンバイカは、情熱の長たる「愛、すべてのものの王」を象徴している。そして昔の伝説によれば、霊感を与える力のみならず、愛を保持する力を持っている〉〈 〉内抜粋

ギリシャ神話によると、女神ウエヌスに偏愛されたミュレネと呼ばれる美しい乙女が、マートルに変身させられ、常緑の美しい葉をもち、香りを放つようにされたといいます。
また、美の女神アプロディテが泡立つ海から姿を現したとき、女神達が迎え、虹色のスカーフとマートルの花冠を贈られました。
その他、マートルに関する伝説は数多くあり、そのほとんどが「愛」と「美」に関わるものなのです。

ギリシャ人は特にマートルを好み、香りのよい常緑の枝葉で作る花輪や冠の需要はとても高く、市場の一区画が「マートル市場」と呼ばれ他ほどだそうです。
純粋な愛情と多産を象徴することから、婚礼にも欠かせない植物で、ヨーロッパでは、結婚式当日に花婿が、マートルの冠をつける習慣があったそうです。ドイツの花嫁、ユダヤの花嫁も花冠にマートルを用いたということ。
  
旧約聖書の中にもマートルは登場します。アダムとイヴがこの世の楽園から追放され、手を取り合って涙を流しながらでていくとき、丹精して育てた愛する植物のうち、彼らが持って行けたのは、アダムが門の傍らで急ぎ折ったマートルの小枝だけだった、と書かれています。

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【随想】

私の庭でも、マートルがもう10年以上植えっぱなしで育っています。虫も付かず、暑さにも寒さにも強く、つややかな常緑の葉は、真冬でもうつくしい。大好きなハーブです。
枝を折りとり、葉をもむとちょっとローレルに似ていて、もっと甘やかな、それでいて、高貴な、素晴らしい香りが漂います。
ローレルと同じようにお料理の香り付けに使え、お風呂やフットバス、フェイシャルスチームにも。
それでも、マートルはリースにするのが一番好き。枝もしなやかで丸めやすいし。乾かしてしまうと葉が落ちやすいけど、生の間は大丈夫だから、生の枝を使ってリースにしましょう。
今年のクリスマスリースは、マートルの枝をベースに、白く脱色された麻のファイバーを巻き付け、白い芋がらや葉をつけてホワイトクリスマスのイメージにしました。金のラッカーをふった葉でアクセントも。
なにしろ、作っているときの香りがすばらしくて、うっとりします。


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sakakida.jpg執筆:榊田 千佳子
ジャパン・英国ハーブソサエティ会員
上智大学外国語学部卒業。米国留学中にハーブと出会い、現在自宅にて200種ほどのハーブを育て、ハーブの楽しみ方を講演、教室等で提案する。著書:「アロマな毎日~あたらしい自分を見つけるとっておきの7days~」(角川書店)。「ちょっと気ままなハーブのはなし」(誠文堂新光社)共著に、「ハーブ スパイス館」(小学館)など。S&B食品のハーブ専門サイト「とっておきのハーブ生活」を制作・監修中。

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